思わずギョッとして、裕太は手の平のものを取り落とした。

それは…何か動物の死骸だった。

「ゲッ」と、変な声を上げて、後ずさりする…

もともと、洞窟の中だから、動物の死骸や、骨や、フンなどが落ちていても、

おかしいことはないのだ。

普段なら、ここまで怖がらないのだが、さすがにこういう密閉した空間だと、

恐怖も増すものなのか…

ジリジリと下がって行くと、再び何かに、足がぶち当たった。

 

 それは、ウィスキーの木箱のような、ガシリした物で、水にさらされたり

したのか、木の部分が少し朽ちかけていて、カビくさいにおいがした。

懐中電灯を当てて、よくよく見ると、少し段のようになったところに、

黒い布と何か大きなものと、その足元に、例の木箱があったのだ。

裕太は黒いものの正体は、すぐさまわかったけれど、

それはまさか、本物ではないだろう…

なければいいな、そうであって欲しい!…と、願っていた。

だがしかし、見れば見るほど、光の環に浮かび上がるそれは…

まるでパイレーツ オブ カリビアンに出て来るような、

ガイコツのように見えた・・・

 

 

 

 

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