「でも・・・今まで、何だって壊れたままに、してたんだろう・・・」

ふいに、克也が思い出すように、口にしました。

そういえば・・・と、みんなも考えこみ、

「何か原因があるのか?」

「確かにそうだなぁ」

各々、引っかかりを感じます。

善行は、持ち主である、あの女主人の顔を思い浮かべました。

足が悪いため、車いすでの生活・・・・・

さぞや、不自由でしょう。

もしかして、それが原因なのか?・・・と思っていると、

「他にも秘密が、ありそうだなぁ」

幸次郎も大きくうなづきます。

それを聞いた、1代目は、少し困った顏をする・・・

「一応、守秘義務というのがあるから、そうペラペラ

しゃべれないんだ」

そう言うと・・・「ただ、1つだけ!」と、善行たちに特別に、

ヒントを与えました。

「あの時計は、昔からあそこにあるんだけれど、

 少なからぬ因縁があるようなんだ・・・

あれも、もともとはもらわれて来たものだとしたら・・・?

そして・・・」

1代目は、縦板に水のごとく、ペラペラしゃべっていたのだけれど、

言いかけて急に、ハッとしたように、口をつぐみました。

 

 

 

 

 

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