子供たちは戸惑います。

なぜなら耳にタコが出来るくらい、

『知らない人と、話をしてはいけません』と大人たちに

言われているからです。

するとメアリーさんが

「そうなの~

 私達、道に迷っちゃって」と、あっけらかんと言うと、

オジサンが「しょうがないなぁ」と言いつつ、

メアリーさんと、それからケンタ、タカシくん、カイくんの顏を

順繰りに見比べました。

 

「しょうがないなぁ」

もう一度言うと、オジサンは、ポリポリと頭をかいて、

ケンタたちを見ました。

「乗せてあげたいけど、トラックだしなぁ」

と、困ったような顔をするので、

「かまわないよね?」

メアリーさんは、ケンタたちを振り向きます。

「やった、トラックだ」

子供たちは、トラックとか、バスとか、大きな車が大好きです。

はしゃぐ子供たちを見て、メアリーさんはそれを微笑んで見ています。

「いやいや・・・さすがに、子供3人とアンタを乗せる場所はないよ」

とオジサンが言うので、

「あるじゃない!」

いきなりカイくんが声を上げます。

それからおもむろに、後ろの荷台を指差します。

なんで?と言う顔のカイくんに、オジサンは困った顏で、

「いや、ここは・・・人を乗せたらいけないんだよ」

と、諭すように言うので・・・

「いいよ、かまわないよ」

カイくんが、頬を膨らませて言いました。

 

 

 

 

 

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