裕太は物は試し・・・とばかりに、思い切って深呼吸する。

「ねぇ、秘密の洞窟のこと、何か知らない?」

ソウッと聞くと、母さんの手がピタリ・・・と止まった。

「どこでそれを?」

急に探るような目付きになるので裕太は少し戸惑って、

「誰だったかなぁ」

と、思わずごまかした。

「ふぅん」

母さんはそれでも、出来るかぎりのことをしよう・・・

と思う。

「あれは一体、ナニモノなんだろ」

母さんはまたしても、疑うような目付きで、裕太を見る。

「ふぅん」

母さんはとにかく、何がおこっているのか、知りたい、

情報が欲しい・・

裕太はやたらと、バタバタと、走りまわっているのだが、

ただジタバタしているだけで、何も成果はみられない・・・

なので、母さんは疑いを持ったのは道理で、なんとかせねば!と思う・・・

どうせ、その辺の人に聞くしか、選択肢はないのだ。

今はただ・・・どうかうまくいきますようにと、息をひそめて、

思い続けた。

 

 

 

 

 

 

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