「裕太、起きなさい!」

かすかに声がする。

いつの間にか眠ったらしい。

目がランランするからって、枕元に、マンガを置いたのが

いけなかった。

確か、スタンドもつけっぱなしのはず。

声の主は、やや乱暴に、フトンをはぐると、ユサユサ揺さぶっていた。

「こら、起きろ!何、目を閉じるの」

母さんかぁ~

まぶたとまぶたは、こっつんこ。

くっついているので、こじ開けないとだめだ。

無理やり開けると・・・丁度、カーテンを開けていたので、

開いた瞳には、かなり刺激的に目を突き刺した。

「今,、なんじぃ~」

半分も目がひらかない。

パリパリと音を立てそうな具合。

ムリヤリ「こじ開けたマブタの向こうに・・・思ったよりもかなり乱暴に、

マクラを奪い、裕太をたたき起こす。

「おじいちゃん、もう出かけるみたいよ」

呆れたように、母さんが言うのを聞いて、はっと我に返る・・・

そうだ、そうだったんだ。

あわてて、体を起こす・・・母さんはもう一度

「アンタも、出かけるんじゃなかったの?」

母さんが聞いた。

 

 

 

 

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