「昨日・・・どうだった?怒られた?」と聞くので、

そういえば、メアリーさんとタカシくんを家まで送ったものの、

すぐに帰ってきたことを思い出します。

「あぁ、あれ?

 いつものことだから、母さんは怒らないよ」

と言うので、ケンタは少し安心しました。

「よかったぁ~」と言うと、ニコニコと笑います。

そうして、大事なことを忘れてた、とばかりに、グイッと

タカシくんに顏を近付けると、

「ねぇねぇ、メダカ、メダカだよ!」

と一気に言うと、タカシくんはヘラヘラした顏のままで、

「メダカ?メダカがどうした?」

ポケッと返すので、ケンタはもどかし気に足をバタバタさせて、

「だから、メダカ、どうなった?」

タカシくんは、ケンタをチラリ・・・と見て、それからニヤニヤしてから、

「あぁ、あれ?」

なんだか余裕のある様子で、ノンビリとした顏をして、ケンタを

見返すと、ニヤニヤします。

ペットボトルに入れて、持ち帰ったメダカ・・・

いい水槽でも、見つけたのでしょうか?

タカシくんは、少しもったいぶった表情で、ケンタを

たっぷりと見つめてから、

「金魚の隣に入れたよ」と言いました。

 

 

 

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