このビンが、 キョーコがタイムカプセルに入れるはずの

ものだったのか・・・・

ユウタとソウタは、顔を見合わせました。

キョーコは、みんなの視線に気づいて、

「あっ、じゃあ、見てみる?」

あわてて聞くと、みんなは大きくうなづきます。

それを見て取ると・・・

「大したものじゃないわよ」

と言いつつ、ビンを逆さにして、手のひらにコンコンと振ってみます。

すると、コロン・・・と、中の物が出てきました。

 実に10年以上の時を越えて、ようやくその姿を、再び

見せたのです。

 

「ねぇ、これなに?」

 転がり出た物を見て、思わずユウタが声を上げました。

キョーコの手のひらには、小さく折りたたんだ紙と、丸いバッジ、

妙にキラキラするネクタイピンと、バラの刻印のついた指輪でした。

ユウタは少しがっかりして、

「これが、お宝?」

ユウタがはぁ~とため息をついて、見つめていると、

マサミちゃんも言葉を失って、眺めています。

キョーコは、少し申し訳なさそうに、ユウタやソウタ、マサミちゃんを

見ると

「ごめん・・・大したものじゃなくて・・・」

と言います。

「何言ってるのよ!」

マサミちゃんは、キッパリ言いました。

 

にほんブログ村 小説ブログ ノンジャンル小説へ
にほんブログ村
人気ブログランキング もうひとつの宝の島