岸本先生の問いに、用務員のオジサンは、何も答えない。

「何か、彼らにとって、不都合なことを、したんじゃないですか?」

とさらに言うと、オジサンの目は、キラリ・・・と光ったように、

見えた。

すると、先ほどまでの、なごやかな雰囲気は、どこかへ消えて、

「さぁ、どうかな」と言うと、また暗い闇をかかえた目で、

岸本先生を見返していた。

それから、気を取り直すように、ため息をつくと、

「まぁとにかく、あいつらから、守る必要があった。

だから、タイムカプセルを埋めてしまう前に、すり替えた。

それだけの話だ。

いずれは、戻すつもりだったのだが・・・

色々あって、ここにはいられなくなった。

そういうことだ」

オジサンは、一気に言うと、強引に話を終わらせようとした。

これ以上は、話すつもりはない・・・という固い意志を、秘めた様子で、

再び、口を閉ざした。

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