岸本先生が、「後生だから・・・」と、吉川先生を見ると、

「わかったけど・・・みんな、早耳だなぁ」

思わず、ボヤクと

「みんな・・・明るい話題に飢えてるンだよ・・・」

と、ひょうひょうとした口調で、岸本先生は言った。

「それで、どうだった?」

吉川先生は、目をクルクルさせて、食いつかんばかりに、

岸本先生を期待のこもった目で見つめた。

「どうだったって、なにが?」

岸本先生は、少しトボケて見せた。

だが、吉川先生は、そんなことくらいで、あきらめる相手ではなく、

「教頭先生に、ゴチャゴチャ、言われただろ」

と言うので、「うん」とうなづいた。

「やっぱりなぁ」

なぜだか、上から目線なのが、気になるのだが・・

「でもまぁ、校長先生が」と、うれしそうに、付け加える。

「校長先生が、」認めてくれたんだ」

と、晴れやかな顔をすると、

「校長も、やるじゃん」と吉川先生。

「だけど、なんだって、教頭先生はこうまでして、

目の敵にするのだろう・・・」

岸本先生は、少しばかり、憂鬱そうな顏をした。

何かにつけて、必ず、茶々を入れる教頭に、

幾分戸惑って、いるようだ。

「心当たりは?」

と聞かれると、:うーんとうなるしかない・・・

「教頭先生とは、この学校に来るまで、面識は

ないはずだし・・・

一方的に、目の敵にされてもなぁ~」

岸本先生は、困った顔をした。

 

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