「あんたたちに、とやかく言われる謂れはないね」

ハルミくんの父親は、善行をにらみつけて、言いました。

「しまい方に、難癖つけられる覚えはないし。

大切にしまってあっただけなのを、文句言うとは、

どういう了見だ。

オタクら、ただの便利屋だろ」と、噛みついてきたので、善行の堪忍袋も、もはやこれまで・・・

「ただの便利屋とは、お言葉だな!

うちは、タダで、引き取りに来てあげてるっていうのに・・・」

いつの間にか、取っ組み合いのケンカに発展しそうなので・・・よっちゃんがあわてて、2人の間に、

入りました。

「まぁまぁまぁまぁ・・・

ハルミくんが、見てますから」と言うと、善行は、

チラリ・・・とハルミくんを見て、あわてて口を閉ざしました。

 

言いたいことは、たくさんあります。

言いたいことが、のど元を、溢れそうなくらい。

だけども、不安そうに善行と父さんを見つめているので、ここは、いったん休戦です。

「子供の前で、そんなみっともない真似、やめま

しょうよ~」

相変わらずの、のんびりとした口調で。

独特の話し方で、2人を見て、にっこりと微笑みます。

善行は諦めて、片手を軽くあげましたが、

ハルミくんの父さんは、黙ったとはいえ、まだ善行のことを、にらみつけていました。

 

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