ソウタは、ユウタの顔を見つつ、真面目な表情を見て取ると、ニヤリと笑い、

「当たり前じゃないか」

と言って、こぶしを突き出しました。

ユウタも同じように、こぶしを作ると、ソウタの

それに、ぶつけ合わせました。

「そうだったな」

「それに、また、タイムカプセルを埋める日に、

来るじゃないか。その時に、また、会えるよ」

「もちろん!電話もするしな」

「うん、頼んだぞ」

目を見合わせ、うなづき合いました。

「先生、うまく話せてるかな?」

「そうだな」

 

そう言い合っているうちに、目指すケンタの家の方向から、白い車が、近付いて来ました。

反射的に、車を避けよう・・・と端によると、

運転席に、ケンタの母さんの姿が見えました。

「乗って!このまま、向かいましょう」

見ると、助手席には、ケンタくん。

ニコニコしながら、手を振っています。

スルスル・・・と窓が開くと、

「早く、乗ってよ~」

ケンタが手招きをすると、

「どうしたの、その車」

ユウタが聞くと、

「おじいちゃんの車、借りてきたんだ~

その方が、早いだろうって」

ケンタはまるで、ピクニックに行くみたいな気分で

いるのを、

「実はね、あの後、マサミちゃん達と連絡を

取り合ったの。そうしたら、学校で落ち合いましょうって、なったの」

母さんが、運転席から顔をのぞかせて言うと、

「いいかなぁ、そっちが先で!」

母さんは、いささか急いでいるようです。

ソウタは、ユウタの背を押して、乗るように促しました。

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