すると母さんは頭を振り、
「いいえ・・・同窓会の時、急に用事が出来て、途中で帰ったのね。
すごく、気になったけれど・・・その代わり、他にも来てない人の分、
マサミちゃんが代表して、受け取った・・・と聞いてるわ。
事実私にも、連絡が来たし・・・
みんな、自分の物に、スナップ写真を付けてたから、かなり盛り上がった・・・
と、聞いているわ」
「あ!」
急に、ソウタが声をあげました。
「もしもその石を、誰かが、移動させてたら?
もしも、わざと違うのと、入れ替えてたら、どうなるの?」
すると、おじいちゃんは
「そんなこと、あるわけないけど・・・」と言いつつ、
「ならば、入れ替わるだろうな・・・」と言う。
それから一同が「あっ!」と声をあげました。
「たしかさっき、キョーコさんの入れた物が、違ってた、と言ってませんでしたか?」とソウタ。
母さんは「いたっけ?」と言いつつ、
「そうなのよ~何かが足りなかったの」と言うので、
「もしかして!」
と、ソウタが声をあげました。
「キョーコさんたちの仲間が、入れ替えたか、それか、お化け屋敷で見かけた人たちが、
キョーコさんたちのことを、見ていて、証拠となるものを、抜き取っていたのかも
しれません」
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