ナースなつぶやき
患者さんやそのご家族が病院で治療を受けるに当たっての現場ならではのお得な裏情報などをお届けしたいと思いますラブラブ はっきり言いますが、私は患者さんの絶対的な味方と言うことをココロに留めておいて下さいビックリマーク
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病院でリハビリ希望⁈

入院中はリハビリをしてほしい…
足が弱ってしまっているので、
リハビリ希望…

高齢化社会の現代。
入院患者さんは70~80歳代が
多く占めています。

ぶっちゃけますと、急性期病院では
主に脳外科か整形外科くらいしか、
リハビリ処方は出せません。
日本国内でみんなリハビリ希望したら、
どうなるか⁈
そんなことできないようなシステムに
なってるんです。


そして、先生にお願いしたら、
リハビリをさせてもらえる、
と勘違いして簡単に考えている患者さん、
ご家族さんが多いです。

お伝えしたい事は2つ。 

まず一つ。
リハビリは理学療法士がする30分程度の
時間だけがリハビリではありません。
というか、後の23:30寝たままだったら、気休め程度です。
拘縮予防にはなるでしょう。
(理学療法士さんに怒られるかも)


2つ目。
急性期病院では基本的に
リハビリはできません。

まず、一つ目について。
1日の24時間のうち30分だけの 
リハビリで、何か改善すると思いますか?

朝、自分で起きあがって、
自分で歩いてトイレにいって、
自分でドアを開けて、閉めて、
自分で下着を下ろして、
自分でトイレに座って、
自分でトイレットペーパーをとって、
自分でおしもを拭いて、
自分で立ち上がって、
自分で下着をあげて、
自分で服を整えて、
自分でトイレをながして、
自分で手洗い場まで行って、
自分で水道をひねって、
自分で手を洗って、
自分で水道を止めて、
自分で手を拭く。

わかりますか?
トイレ動作だけでも、
これだけあります。

生きていくための日常生活動作が
これ以上にない、
立派なリハビリなんです。

時間がかかっても自分でできる事、
できそうな事はしてもらう。
(待つという事は非常にエネルギーを
使いますが。)
できるところは自分でしてもらって、
できないところだけ手伝う。

全部手伝うことが一番簡単で早いですが、
それでは何のリハビリにもなりません。
たった30分より起きている間の
日常生活動作がリハビリなんですよ。

はっきり言って、リハビリとして
日常生活動作をさせようと思うと
時間とエネルギーが尋常じゃないくらい
必要です。

病院でのたった30分の
リハビリは『リハビリしている』気分に
なるだけの自己満足です。

厳しいですが、甘えないでください。
病院でもご家族本人ができること、
たくさんあります。

ベッド上で寝たまま、
両膝を伸ばしての足上げ運動、屈伸運動、
自転車漕ぎ…
椅子に座っての足踏み、バタ足、
足関節の屈曲伸展…

寝たままでも座ったままでも、
できる運動=リハビリは  
たくさんあります。


2つ目。
急性期病院では、リハビリは基本的に
決まった手術を受けた人にしか、
処方されません。

そして、リハビリ専門病院ではない限り、
病院のリハビリに期待しない方が
良いかと思います。


姥捨山ではありません


やれやれ、これで年寄りの面倒は
しばらく見なくて良くなったわー

と、入院されると介護されている
ご家族が良く思う事。
入院中、全く関わらなくて良いと
思っているご家族、おられます。

入院時にオムツをたくさん持ってきて、
ここに住まわせるつもりですか?と
思うくらい荷物を持ってきて、
当分介護から解放される気マンマンです。

いやいや~
毎日、全身観察を兼ねて、身体拭いて、
陰部も石鹸で洗って、着替えさせて
頂きますよー
ですので、当然、毎日、
汚れ物の洗濯物が出ます。

患者さんの状態によっては、
パジャマよりお寝巻きの方が良かったり、
その逆もあったり。
オムツよりも紙パンツの方が 
良い時もあったり、その逆もあったり。
コップよりストローのついた  
ふた付きコップが良かったり。
スリッパより、当然靴が良かったり。
足が浮腫んで、もう少し大きいサイズの
靴と靴下が必要だったり。

患者さんに応じた物が必要ですし、
また、それも一定ではありません。
毎日、ご来院下さいとはいいません。

せめて、洗濯物がたくさん 
たまらない間に来院下さい。
無理ならば、次は○日○時に来ます、
と看護師に伝えてください。

急性期病院に限っては、
積極的治療をしておりますので、
家族への説明も多いですし、
ご協力も不可欠です。

来院できないなら洗濯物は業者に頼む、
コインランドリー用のお金を置いて、
洗濯物をお願いする、とか。
つまり、自分ができないなら
金で解決してください。

どうしようにも無い場合でも、
ご家族が誠意ある対応をしてくだされば、
看護師もどうにかしてあげよう、
と思うものです。
言葉はわるいですが、賢く看護師に
付け入ってしまえば、後は楽です。

この高齢化社会にお安く、都合よく、
面倒を見てくれる施設なんて、
ありませんから。
建物が足りないんですから、
当然です。



転院について

以前、転院について書きました。
この高齢化社会…
病院がパンクしているのは
理解できますね。
病院では治療が終わったら、
不安があろうが、
自宅で看る事が難しくても退院です。

自宅退院に不安のある家族は、
入院時に正直に病院に相談して下さい。 

最悪なのは、退院が決まってから、
『自宅で面倒は見れません
(病院においてもらえませんか)』
と、言われることです。
これは、本当に病院側としては最悪です‼️


今の日本は社会整備が追いついていないので、地域(病院ではない自宅)で看れるよう介護保険制度とかありますが、
なかなか自宅で見るのは難しいです。

一世代下の子供世代は共働きであったり、
遠方に住んでいたり…
老夫婦で何とか今まできたものの、
夫婦共々介護なしには自宅での生活は
難しい…とか

よくわかっています。
でも、急性期病院は治療を
待っている患者さんがたくさん
並んで待っているんです。

言葉は悪いですが、
治療が済んだ=用が済んだ
患者さんはベッドを次の人に空けて
頂きたいです。
貴方も、誰かが退院したから、
入院できたのです。

自宅で看れない、のは理由になりません。
もう一度いいます。
自宅で看れないのは、
ご家族の都合であって、
退院できない理由にはなりません‼️

入院した時に退院する時の事を考えて
入院して下さい。
歩いて元気に入院された方は
大丈夫だと思います。

入院してくれてやれやれ…
と思って、
患者さんを連れてこられた方は、
要注意です。

明日、退院です、と言われた時、
スッと、了承出来ますか?
そうでない方は入院時にそっと
担当の看護師に相談して下さい。

介護認定の有無、介護認定されている人は
介護度、受けている介護サービス
家族構成、日中、家族がいるかどうか、
今回の治療など、情報収集させて頂き、
総合的に判断して、転院できるかどうか
お話しさせていただきます。

はっきり申し上げて、
どの病院も慈善事業ではありません。
転院するにも転院先の病院にメリット
(=医療コストが取れる)のある患者さんでなければ、転院を受け入れてもらえません。

つまり、ただ単に家に居てもらっては
困る、という理由だけでは転院できません。

この高齢化社会で日本中の病院は
すでにパンクしているといっても
過言ではありません。

その中で救急搬送される患者さんを
受け入れられるよう
緻密なコントロールをしているのを
ご理解下さい。

ご高齢の方が身内にいない方は
少ないと思います。
明日は我が身です。
現在元気に過ごされている高齢の方、
いつ入院されてもおかしくないです。
ご家族の方はイメージトレーニング☝️
大事です。
入院期間は何もなければ、ですが
長くて10~14日で、あっと言う間です。

病院でのお作法

病院は…
というか、病棟だけ考えても、
入院患者さんだけでなく、
お見舞い客、業者さん、薬剤師、
看護師、放射線技師、理学療法士、
作業療法士、看護助手、ガードマン、
医師…
たくさんの人間が出入りしています。

そして、病院はとても乾燥しています。

つまり、感染の可能性が高いのです。
入院中は、トイレのたびに、
手洗いうがいしてください。

うがいはクチュクチュうがいではなく
喉でガラガラうがいをお願いします。
あと、可能なら手指消毒やアルコールを含んだウェットティシュなども
ドラッグストアで売っているので、
自分を守るために、ご購入頂くのも
良いかと思います。

ウェットティシュはベッド周囲やテーブルを拭いたりするのにお使いください。

看護師なども消毒薬を含んだ
ウェットティシュでベッド周囲を
拭いたりしますが、細かいとこまでは
なかなかです…💧
すみません💧

そして、とてもきになるのが、
ちびっ子ちゃんを連れたお見舞い客。
ちびっ子ちゃんが、床で寝そべったり、
その辺をベタベタ触った手を
口の中に入れたり、
目をこすったり…💧

汚い話ですが、病院の床は、
うんこしっこ、吐物、血液が
飛んでる可能性大です。
飛んでなくても、履物を通して、
拡散していると考えて良いでしょう。

掃除などは関係ないです。
細菌やウイルスは見えないので
とても厄介なんです。
人間がいる限り、ウイルスや細菌を
運んでくるのです。
免疫力や体力がある時はそんなに
重要でないかもしれません。

でも、どのタイミングで体内入るか
わかりませんので、
院内では特に予防が必要です。
食事の前の手洗いうがいは当たり前ですが、トイレに立ったついでに手洗いうがい
をお願いします。

お見舞いの方は、椅子やテーブル、
ドアの取っ手、壁など、知らないうちに触れていると思います。
病院に来た時、帰る時、帰宅した時、
手洗いうがいでご自分を守ってください。
ちびっ子ちゃんは頻回に手だけでも流水で
洗ってあげてください。
手洗いうがい、原始的ですが、一番の
予防対策です。

他患者さんとの付き合い方

『病院は治療する為の場です』
この当たり前の事が元気になってきたり、
侵襲の少ない検査入院の方は
忘れがちです。

はっきり申し上げると、入院中、
ずっと元気な人は
治療されている大変な状態の
他の患者さんを
『お話し仲間』したがります。

たいてい、患者さんはどんなに
しんどくても
『しもの世話にはなりたくない』と、
おトイレはご自分で行きたいものです。

想像してください。
昨日まで40℃近い熱が続いていて、
やっと夜中あたりから熱が下がって、
朝、何とかトイレに行けそう、と、
頑張ってトイレに行っている患者さんを。
熱が出る前まではとても元気で、
他の患者さんと元気に
お話しされていました。

そのトイレに行く途中…
トイレからの帰りでも良いですけど…
元気な時と同じテンションで話しかけられ、挙句、長話をされ…💧
とても、ツライと思いませんか?



気分転換にお散歩とか
ウロウロされている患者さん。
一見、元気に見えます。

しかし、採血データーはかなり悪く、
見た目には分からなくても、
体がしんどい人もいます。
ちょっとの挨拶ならできるけど、
長話しはツライ…💧患者さん。

退院が決まった人は特に
注意してください。

そしてもう一つ‼️
ご高齢になるとどうしても 
耳が遠くなります。
耳が遠くなったという
自覚のない人もいます。
そうすると話し声が
かなり『大声』になります。

廊下の窓の近くで数人集まって、
元気な人たちで井戸端会議…💧
携帯電話で大声での会話…💧
そのすぐ近くのお部屋で、
痛くて辛くてしんどい患者さんが
闘病されていることもあります。

わかりやすく極端な例で
お話ししましたが、
元気に見えても身体はしんどい方は
当たり前におられます。
また、検査結果が良くなくて、
落ち込んでいる方もおられます。

退屈でストレスフルな入院生活、
他の患者さんと仲良くなりたい
お気持ちもわかりますが、
ここは病院である事をお忘れなく‼️

もちろん、そんな患者さんは
即刻注意させて頂きます。
病院は『治療の場』です。
ご自分を基準にしないよう、
くれぐれもご配慮くださいませ。

あ、あと、大部屋で他の患者さんに
挨拶がてら、お菓子やテッシュを配って
おられる方もいますが、
そんな物は不要です。 

お菓子はもってのほかですね☝️
アレルギーや食事療法の方、
おられますので。

もう他の患者さんのベッドサイド
行くことがそもそもマナー違反です。
免疫低下の患者さんに細菌やウイルスを
巻き散らかしに行ってるようなものです。
その逆もあって、感染でカーテン隔離してるのに、細菌をもらいに行ってるようなものです。


他の患者さんとは廊下で合えば、
挨拶程度で。
お話しするなら、デイルームか、
外来か、院外(敷地内)か。
他の患者さんのベッドサイドに
行ったり、座り込んでお話しするのは、
絶対にやめてくださいね。



初入院の心得④

入院時にお尋ねすることがあります。
・家族構成
・既往歴→今までかかった病気や治療、
              手術の経験の有無など。
・現病歴→今回入院する事になった病気の
                現在の症状。
当院は電子カルテなので、今までの受診記録で、大体の情報は得ています。

ちょっとここで、困っていることをお伝えします😅

家族構成については
①急な事態が起こった時に、先生と話が出来る家族が近くにいるのかどうか
②万が一、介護が必要な状態になった時、入院中の付き添いや自宅退院が可能かどうか
③協力的な家族かどうか
④家族関係はどうか
以上の目的でお尋ねします。
①~④は優先順位として記入しました。
患者さんによってや治療内容によっては②③④⑤は不要な場合もありますし、
お尋ねする目的の優先順位が変わったりもします。

ただ、その時に看護師泣かせなのが、
ご子息自慢です😅

例えば…
◯◯大学(もちろん有名大学)を出て◯◯銀行に勤めて、奥さんはキャビンアテンダントで、孫は…
家立てるのに1000万円出してやって新築一戸建てを建てた…

はっきり申し上げて、治療に全く必要のない情報です。


そして、既往歴・現病歴については、
今までの武勇伝自慢…😅
病気についての数々のエピソードを
それぞれの病気について延々と
語られます😅
非常に困ります。

先ほどに書きましたが、カルテ内で大体の情報は得ていますので、
今までのご病気と今回入院のご病気の
確認をしているだけなんです。

看護師は『意図的会話』をしています。
必要な情報を得るための会話を 
しています。
また、お話しする事で患者さん本人と
家族の認知力、理解力の情報を得ています。

自慢話と病気の武勇伝のお話しは 
不要です。

朝から勤務の看護師は5-6人の患者さんを受け持っています。
入院の患者さんとのお話しは説明を含めて、10-15分。
看護師はその間も頭の中では分刻みで
他の患者さんの予定を考えています。
病院ですので痛みや熱で苦しんでいる患者さんの事もいます。

ツライ状態の患者さんのところに 
看護師を行かせてあげてください。
ツライ状態の患者さん、
自分で動けない患者さんなど、
看護師の助けがたくさん必要な方が
おられるのが病院ですので。

不躾で失礼な発言かもしれませんが、
ご自分が高熱でしんどい時を
イメージしてください。
いかがですか?

心配や不安なことはどんどん看護師に
お話しください。
ただ話し相手が欲しくて、とか、
お話し好きで、など、
元気で不必要に話の長い患者さんは
今一度、お考え頂けたらありがたいです。

ここは病院です。
どの患者様にも安心して、安楽に安全に
過ごしていただけるよう 
看護師は最大限に努めております。

初入院の心得③

入院の心得は色々書きましたが、
入院の時は病棟の説明、
検査・手術の説明は看護師が入院後、
説明しますので。
そして、説明した事は別に覚えなくても、
いいです。

緊張されているのは当たり前ですし、
病院は、はっきり言って、
痛い事、怖い事など、嫌なことしか、
されません

とてもストレスフルで、おまけに、
初めての入院、慣れない環境…
わからないだらけなんですものね。
できることなら、入院なんて
検査なんて手術なんてしたくない…
でも、体の事を考えると…
なんて思いで来られていますよね。

看護師が説明しているのは大まかな
検査・手術の流れです。
患者さんにして頂くことは、
看護師がその都度説明しますので。
覚える必要は全くありません。

ただ、わからないことや疑問な事は
いつでも遠慮なく看護師にお尋ね下さい。
患者さんが不安いっぱいで
過ごされるのは、看護師としても
非常につらいです。

看護師の役割の一つに『不安の軽減』
という事があります。
聞いたら余計に不安になる…
という方も中にはおられますが、
わからない知らない不安の方が
大きいように思います。

いつでも遠慮なくお気軽に何なりと
お尋ね下さいませ

初入院の心得②

最近、本当に寒くなりましたね⛄️
末端冷え性の方、いつもお使いでしたら、
電気毛布、電気アンカはご持参ください。
病院では貸し出しで来ません。

ついでに言うなら、
アイスノン、扇風機、加湿器なども
ご持参ください。

アイスノン、電気毛布、電気アンカは
当病棟にはあります。
しかし、病院に置いてあるものは、
必要な患者さんに使うものですので、
ご理解ください。
アイスノンを冷凍する事はこちらで
できます☝️

高熱の患者さんや40℃近い熱が出始めてる人の保温、術後の患者さんのために
アイスノンや電気毛布は使用しますので。

それから、ベットサイドで電気毛布など、
ご使用になる場合は看護師にその旨をお伝え下さいね。
医療機器に影響する場合がありますので。

初入院の心得①

入院…しかも初めての入院。
不安でいっぱい。
自分が病院で過ごす、となれば、
意外とわからない入院生活。
入院の目的は先生と話されたので、
治療目的、治療内容は理解している…
しかし…
それ以外はどうしたら…
どう過ごしていたらいいのか…

今までの内容で大体のイメージはあると思いますが、具体的に 順番にお話し致しますね。

まずは入院のご案内という
パフレットというか、小冊子を外来で
もらいます。
これは入院までに読んでおいてください。

入院生活に必要なので身の回りのもの、
治療に必要な持参物、
入院当日までに記入頂く書類
入院生活についての約束事

大まかにこんな事が書いてあります。
各書類は提出先が異なりますので、
提出先も見ておいてください。

身の回りのものについては、
日常生活に必要なものをご持参頂きます。

歯ブラシ、石鹸、シャンプー、タオル、
コップ、お箸、着替え、
院内で履くかかとのある履物
(最近の病院はスリッパはダメ)
今の季節だと寒い時に羽織るもの
寒がりさんは電気毛布や電気アンカなど

後は退屈しないようにパソコンとかDVDプレーヤー、本、ラジオ、家族の写真、
お守り…といったところでしょうか。

入院のご案内は必ず一通り目を通して、
書類類に記入したうえで入院された方が、
時間も能率的で入院手続きも早くすみます。
同じ日に入院される患者さんは
100人とは言いませんが、
多数おられます。
そして、病院という場所はただでさえ
ストレスです。
待ち時間でイライラされる事も
少なくなるのるではないかと思います。

入院を受けさせて頂く病院としても、
とても前もっての準備は
ありがたく思います。
そして、外来で言われた入院時間は厳守
です。
入院当日の検査の方は
準備がありますので。

よくあるのが、
『入院した今日に検査やとは
思わなかった』と言われる患者さん。

いえいえ、外来で説明はされています。
医療費を抑えようとしている国は、
在院日数をとにかく短くするように
働きかけています。
1日でも入院期間は短くするよう
病院は努力義務があります。
要は最短の入院日数で必要な治療、検査、
手術をするようになっています。
入院時間は治療上、
意味がありますので
時間厳守でお願いします。

旅行ではありませんので、
1時間遅れます、
お昼くらいには行きます、
では困ります。

1人の入院時間が変更となる事で、
検査時間の変更を各部署に連絡…
検査に関わる技師、医師、主治医、
看護師、同じ検査の前後の患者さんな、様々な
影響がある事をお知らせしておきます。

入院時間になっても入院されない場合はこちらから連絡させて頂きますが、
どうしても遅れる場合は必ず
病院へ早めの連絡をお願い致します。



病院てどんなとこ《ホテル・旅館とは違うんです》

患者さんには早く社会へ、
地域へ戻って頂きたい…
そんな思いで看護師は関わっています。

日常生活に戻るには、日々の生活の中から、リハビリして頂くことになります。
リハビリ室で理学療法士と共に行う事だけがリハビリではありません。

朝起きて、トイレ行って、ご飯食べて、
歯を磨いて、テレビみて、散歩して、
シャワー浴びて…などなど…
そして、夜、寝る。

この一連の動作をできるだけ患者さん自身でできるように関わります。

つまりできることは、患者さん自身に してもらいます。
意地悪でも何でもありません。

患者さんでたまに
『病院におる間は何でも看護師さんに
してもらおう』
とおっしゃる方がおられます。
看護師は
『いえいえ。できることはご自分で行って頂きます。
私たちは、本当に助けの必要な患者さんにはお手伝いさせて頂いてます』
というような説明をします。

本当に助けの必要な患者さん?

手足が動かない。
自分で起き上がれない。
瞬きでしか意思表示できない。
ナースコールが押せない。

などの方には訪室回数を増やしたり、
2時間ごとの体位変換、
歯磨きなどの口腔ケア、
全身清拭、寝たままのシャワー
食事介助、排泄介助…
などなどさせて頂きます。

自分で歩けて手が不自由でない患者さん、
『食事のお膳がいつまで立っても片付けてくれない』
というのは間違っているんです。
手足動かして、頭脳を刺激することを
積極的にしてください。
身の回りのことは基本的に
ご自分でお願いします。

ここはホテルでも旅館でもありません。
そして、看護師はお手伝いさんとは
違います。
行っていること全てに意味があるんです。
ご理解をよろしくお願い致します。


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