糖質を極端に制限するダイエット方法について | 《ゴールドジム渋谷東京》パーソナルトレーナー竹田大介の 肉体改造ブログ

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肉体改造請負人!カラダ作りのスペシャリスト 全米NSCA認定パーソナルトレーナー竹田大介が、大学院での学術研究と自らの経験(格闘技選手として実践してきたボディメイク・ウェイトコントロール)をもとに、ダイエット・ボディメイクのコツを伝授します!


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こんばんは!パーソナルトレーナー竹田大介です。


本日は、私が協会認定講師を務める日本肥満予防健康協会に今春提出した小論文を、同協会よりブログ掲載の許可を頂いたので掲載してみたいと思います。

糖質制限ダイエットについてご興味のある方は、参考までに読んでみてください!



糖質制限食


タイトル「糖質を極端に制限するダイエット方法について




昨今,減量・ダイエットのための食事制限方法として,三大栄養素の中で主にエネルギーとして働く脂質と糖質において脂質制限による方法から糖質制限による方法へと世間の注目は移り変わっている(山田,2013).日本肥満予防健康協会が発行する肥満予防健康管理士講座TEXT3によると「糖質を摂りすぎると,余分な糖質は中性脂肪に変わりやすく,体内に貯蔵され,肥満の原因となる.そこで,減量に当たっては糖質を減らす必要がある」と記載されている.糖質制限食と対照食(標準タンパク質食・脂質制限食)を比較したイタリアのグループによるレビュー論文(Manco et.al.,2005)では,対照食に対し糖質制限食では体重,糖代謝,脂質代謝が改善されたと報告されている.また,2型糖尿病患者に対して行った糖質制限食についてのオックスフォード大学のレビュー論文(Dyson,2008)では,短期では糖質制限食は安全かつ有効であると結論付けられている.これらのことから,ダイエットを成功させるために糖質を制限する方法は有効であると考えられる.しかし,最近では極端に糖質を制限する,若しくは糖質を抜く方法が流行しているように感じられる.そこで,糖質を極端に制限する方法では人体にどのようなことが起こるのかを先行研究を参考に考察してみたい.

 Engler2006)は食事を抜くダイエット法による人体への影響を検討しており,それによると食事を抜くと身体は「断食モード」に切り替わり,糖質とタンパク質・脂質がいずれもエネルギーとして使われるが、その順番は糖質・タンパク質・脂肪の順であると述べている.この「飢餓状態」が続くと,肝臓・筋に蓄えられたグリコーゲンが枯渇し,タンパク質の組織である筋および肝臓が分解され,身体が残りのタンパク質を保持するためにエネルギー源として脂肪をケトン体に代謝し,ケトン体をエネルギーとして利用する(ケトーシス).ケトーシスは身体に対し悪心・疲労・便秘・低血圧・高尿酸値(腎疾患)・口中の不快感・妊婦の胎児毒性または死産といった悪影響を及ぼす可能性がある.ケトーシスの状態になると身体が脂肪と徐脂肪組織両方を保護するためにエネルギー消費量が減少,また徐脂肪組織の減少により代謝が低下し,結果的に減量・ダイエットが抑制されると報告している.

 Englerの報告は糖質制限というよりも欠食によるダイエット法による人体への影響を検討しているが,断食モードでのエネルギー利用順では糖質が最初であることから,糖質を極端に制限若しくは糖質を抜くダイエット方法でもカロリー収支をマイナスにすれば同様のことが起こると推察される.私の主観的な意見としては、減量・ダイエット実践者の目的によっては、医学的な問題を抱えていないことを条件として,実践者が過剰な糖質制限によるデメリットを了解した上で短期間での実施であればこのような糖質制限を行うことも止むを得ない場合があると考える.ある期日までに目標体重に達していなければならないアスリートやモデルの様な職業の場合,期限付きの減量であればこの方法をとらざるを得ない状況があると思われ,私自身も格闘技選手として大会出場に際し経験してきた.この場合においても,もちろん過剰な糖質制限に頼らず計画的な減量を行うことが理想ではある.しかし,健康的に美しい身体を手に入れ、それを一生維持していくことが目的であるダイエッターは過剰な糖質制限をダイエットの方法として用いるべきではないと考える.ダイエットに推奨される栄養素の配分は,過不足なく必要な栄養素が摂取でき,かつエネルギー収支を緩やかにマイナスにできる総摂取エネルギーのなかで,肥満予防健康管理士講座TEXT3にも記載されているタンパク質25%,脂質15%,糖質60%程度のPFCバランスにするのが適当であると考えられる.





参考文献



Dyson PA : A review of low and reduced carbohydrate diets and weight loss in type2 diabetes. J Hum Nutr Diet 21 : 530-538,2008



Law Engler : The Importance of All Meals. NSCA’s Performance Training Journal Volume4.Number6 : 10-11,2006



Manco.M , Mingrone G : Effects of weight loss and calorie restriction on carbohydrate metabolism. Curr Opin Clin Nutr Metab Care 8 : 431-439,2005



日本肥満予防健康協会 肥満予防健康管理士講座TEXT3 : P21.



山田悟 : 栄養バランスのエビデンス. Diabetes Frontier Volume24.Number1 : 31-39.2013




日本肥満予防健康協会認定 JOHPダイエットアドバイザー資格講座





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