昨晩観た「関ジャム」のCHEMISTRYと関ジャニ∞の「君をさがしてた」セッション、凄く良かったな。CHEMISTRYのお二人、この曲を長いこと大切に歌い続けてくれてありがとう!

 

このブログでも以前書きましたように、CMで関ジャニの皆さんの女装ユニット、キャンジャニ∞「CANDY MY LOVE」で歌謡メロディーを歌う渋谷すばるさんの声に含まれる仄かな狂気の成分が凄い、もっと聴きたい、とCDを購入した僕としては、そんな渋谷さんを交えた3人バージョンは大変感慨深かったです。

 

その後、JUJUのバックバンドで「関ジャム」に出演した際にサインして貰おうとCDを忍ばせていたけれど、テレビ局に紛れ込んだ偏執的なファンと思われたらどうしよう、と結局言い出せなかったことを思い出しました……。節度……立場……年齢……。

 

閑話休題。

 

ブラジルから当代きっての鬼才、エルメート・パスコアール様が弟子を引き連れて来日。御大は御歳八十一であられます(漢字表記が似合う年齢)。

 

 

謎の村の奇祭みたいな最高の音楽。コール・アンド・レスポンスに飽きると急に「アリガトー」で〆る感じも素敵。エルメート様自身の演奏の在り方は几帳面というよりは思って居たよりパッション重視。一見緻密な音楽なのに、あふれる歌心がファースト・プライオリティなのが伝わって来ます。全面的にご尊敬申し上げます。

 

メンバーのJota P.(ジョタ・ペー)様は、ずっとサックスとフルートを吹きっぱなし、いや、吹かされっぱなしでしたが、全くテンションが失速することなく、どう考えてもこの夜のMVP。

 

ライブのMCでタンゴの巨匠、アストル・ピアソラの名前が出ていて、合点が行きましたが、エルメート様名義で恐らくいちばん有名な曲「Bebê(ベベー)」は、ちょっとだけタンゴっぽくもある。このバージョン、めたくそカッケー!映画音楽っぽい!僕の行った回ではこの曲は演奏しませんでしたが、聴きたかった!

 

 

 

僕のバイブルのこちらの作品でもピアノを弾いているのが、若かりし日のエルメート御大。素晴らしい。エルメート様、八十二歳のタイミングでも、またぜひご来日下さいませ!