勢いで結婚した男女ほど失敗する。
「結婚って勢いでするものでしょう」
「勢いがなければ結婚はできない」
女だけが集う中、上述した言葉が彼女たちの間でよく語られている。
このブログ読者の男もこんな言葉を聞いたことがあるかも知れない。
もしくは、男だって同じように考えている者は多数いる。
しかし、「勢い」って何だろう?
20代の頃、ナンパを初めたばかりだったし、結婚のことなんてまったく考えない俺は「勢い」が何だか解らなかった。
「清水の舞台から飛び降りる」という言葉があるが、そんな心情を抱いて結婚しろ!ってことなのか?
しかし、清水の舞台から飛び降りたら普通は死ぬだけであって、俺が心酔する武士の道徳書『葉隠』からしたら、単純にもっともいけない犬死にである。
そもそも、「結婚には勢いが必要だ!」と偉そうに言葉を発する男女の顔をよく観ると、とにかく軽い。
軽薄なんだよね。
彼らを観ていると、結婚には勢いが必要なのではなく、こう言っているように聞こえる。
軽薄だから我々は結婚できたんだ、凄いだろ!
凄いだろ!って押し付けられても、軽薄な相手に全然そうは感じないよね。
だいたい、「勢い」という曖昧な言葉を他者に発することができる理由は、本人たちの頭の中も曖昧なんだよね。
まあ、端的に言えばバカなんだよな。
先日以下の内容を書いたけれど、要するに結婚を決断する際、理性が害になる。
理性でいろいろ考えたら、結婚なんてできないってことなんだ。
この相手と一緒になれば幸せか?
このような課題を延々と考えて正しい結論が出るだろうか?
無理難題という言葉があるが、この課題は難題なのではなく、明らかに無理な課題なんじゃないか。
結婚に限らず、男女関係では格闘技と同じように理性の過多な介入はイコール「負け組」への転落である。
理系男子は頑張って考えれば必ず結論がでると思っている。
文系であれば例えば歴史観だけでもいろいろな解釈があると知っているから、彼らは大半の課題を柔軟に受け入れて考えても無駄だと無意識的に解っている。
そうなれば理系が孤独になりやすいのは明らかだ。
「あの女をナンパしたい!」「あの女の連絡先を聞きたい!」「あの選手を倒したい」、こう男が考えたとき、失敗した場合のことなんかをいろいろ考えて口説いたり、戦うバカがどこにいるだろうか?
このようなタイプはどんなときに理性を介入させるべきかというセンスが歪んでいるから、後先のことを考えずに女と生でセックスをしたがったりする。
これは自身の身を守るためにも女のブログ読者はよく知って欲しい。
「勢いがなければ結婚はできない」といっている、解っているつもり男女は軽薄なタイプだと申し上げたが、軽薄とはイコール理性を使わないということだろう。
だから、彼らは結果的に結婚できた訳である。
その代替えとして離婚しやすいのは明らかだろう。
なぜならば、離婚の決断だって「勢い」でやるだろうから。
犬死にみたいだよね。
童貞の男たちは理性をとにかく使いまくる。
本当に本当に嫌になるぐらい。
よく彼らは口にする。
「あんな見た目の女は俺は嫌だ」「風俗で童貞は失いたくはない」・・・・・
この言葉は吐き気がするほど女の人たちがムカつくだろうが、本人たちは軽薄だからそんな心情は理解できないし、想像もつかない。
30を過ぎて結婚できない女もまったく同じ理屈でそうなっているが、やはり本人たちは童貞と同様でその理屈が想像もできないのである。
それ以外の共通点はお互いに日頃とにかくムシャクシャしていることである。
理屈が想像もできないのだから、性欲求の不満も高まるし、イライラして当然である。
(俺は優しいからこのようなムシャクシャしている女をたくさん相手にしている)
何にせよ、「勢いで結婚した」と周囲に平然と語る相手に喜ぶパートナーなんているのだろうか?
自分勝手さではもしかしたら、この女と大差ないかもしれない。
「婚活現実論」デタントー女性スタッフ執筆
https://ameblo.jp/detente-souka-staff/