GWも後半ですね。
皆さんはどこかに出かけましたか?
僕たち家族は二泊三日で奈良県に旅行に行きました。
大自然の中で思いっきり元気チャージ!
これからも頑張るぞ!っということで前回の続きをどうぞ。
院長先生から「がんの心配はないでしょう」とありがたいお言葉!
嫁さんと2人で帰る途中に本当に良かった~!って喜び合ってました
会社で仲間に胸水を抜いたことを武勇伝のように報告するダイスケ。
今まで通り仲間と仕事が出来る!
この時期の僕は会社の中で新しい業務を任されていました。
以前からやりたかった仕事で大変でしたがすごくやりがいがありました。
毎日知らなかったことを勉強して自分と仲間たちが成長していくのを実感できました。
…本当に幸せでした。
日常が戻って僕の中から“がん”という文字が完全に消えてました。
2022年5月19日。
胸水の検査結果を聞きに行く日。
嫁さんと2人で再び病院に行きました。
有給で病院に行くなんて経験をあまりしたことがなかった僕は完全にハイテンション!
待合室で待っているときも2人で「この後どうする?」って感じでまるでお出かけにいっている気分。
そうしているうちに名前を呼ばれて診察室へ。
診察室の中、院長先生が座っている、僕の右横に嫁さんが座っている。
そして僕がいる。
この時どんな感じで話を聞いていたか記憶がありません。
ただ、僕は確かにこの日
肺がんステージⅣの告知を受けました…
それだけは現実に起きたことでした。
先週まで「がんの心配はないでしょう」っと言われていたのに…
同じ先生からがんの告知を受けた…
しかもステージⅣ。
横で嗚咽しながら泣く嫁さん。
なぜか根拠のない「大丈夫!」で嫁さんの手を握りしめる僕。
心がフワフワして心と身体が一致していないような感覚。
でも不思議と頭の中は静まりかえって冷静でした。
ダイスケ
「…5年生存率はどれくらいですか…」
院長
「…10%以下です」
ダイスケ
「……」
聞いたのは自分なのに何の感情の起伏もない。
「オレは大丈夫やから、大丈夫やから…」
嫁さんを励ますように繰り返す“大丈夫”の連呼。
このときの僕はとにかく嫁さんが心配でした。
自分が宣告されたにも関わらず嫁さんの心配ばかりしていました。
そうしないと自分を保てなかった…
自分の精神が壊れてしまう…そんな感じだったのかもしれません。
本当にオレって弱い人間。
この期に及んでも、まだ自分を見ていない…
こうして僕たちの幸せな日常は崩れていきました。
肺がんが判明するまで⑤に続きます。
次が最後です。
~今日の1枚~
奈良県の吉野にある津風呂湖。
GWなのに閑散としていました。
10分ぐらい山道を登って展望台でパチリ!
展望台なのに僕たち以外は誰もいません。
…そんな感じの奈良が好きです