なんだか急に

棒々鶏

が食べたくなったので

作ろう!

と思いました。





鶏肉は確かあったはず。

胸肉だったらよいが。

あ、もも肉だ。

まあよい。


蒸すのはめんどいから

ゆでるか。

塩茹ででよさそうだけど、

生姜をきかすとうまいからな。

すりおろし生姜を投入。


あ、入れすぎた。

こいつは生姜がきつすぎだ。

醤油かなんかでごまかせ。

こまったら醤油。

それが私流。


醤油はすごい調味料ですよねー

日本は醤油という万能調味料が

早い段階でできてしまったから、

他の調味料が発達しなかった

という説があります。

発達しなかった、というか、

発達させる必要がなかったのでしょうな。


そうこうしてるうちに

なべの中は

なんだかとても

棒々鶏を作ってるとは思えない感じに。

特に、色。

あんまり棒々鶏が茶色いのは見たことがない。

鶏肉を醤油ベースでただ煮てるだけ、みたいな感じ。

いやね、そこまで入れてないから

あんまり醤油醤油はしてないよ?

色はすごいけどね。

まあよい。

見なかった事にすればよい。

静かにふたをしめる。



さあ、棒々鶏といえば

胡麻っぽいソースです。

練胡麻があったはず。


あれ?ない。

いり胡麻もすり胡麻もない。

あ、胡麻ドレッシングがあった。


胡麻ドレッシングを味見。

うーん、悪くない、

悪くないんだよ。

でも、よくはない。

適当になんかぶち込むか。


余ってた生姜と

すったニンニクを投入。

この段階で味見をしたら

死ぬかと思いました。


いかん、こんなもんを出したら

うちの年寄りがショック死する。

ごまかせごまかせ。

こまったら醤油。

それが私流。


醤油をぶち込んだら

少しまともになりました。

さすが醤油。

だが、何かが足りん。


おお、まろやかさの中にも

ピリッとした辛さで

反逆精神を演出してみよう。

中華っぽく豆板醤入れればなんとかなるよね。

豆板醤投入。


おおー

なかなかいいぞ。

ただ、胡麻が異様に少ないね。

なんとか

胡麻を増やす方法はなかろうか。


あ、焼肉のたれに胡麻が入ってる。

ぶち込めぶち込め。


ぶち込んでみました。

胡麻、増えました。

クリーミーさが減りました。


いかん、

棒々鶏といえば

クリーミーなたれ

ってイメージ。

どうにかしなければなるまい。


マヨネーズを発見。

投入。


そして味見。


うわあー

なんかカオス。


方向は間違ってないんだけど、

野球ゲームのエディットモードで

いい選手だけを集めたチームを作ったら

全然連携が取れていなくて

守備とかが酷いとき

みたいな感じ。


全てが我も我もと先走っている感じだ。

これが中2の一クラスに全員いたならば

学級崩壊は必至。


作っている以上

わたしはこいつらの担任みたいなもんだ。

なんとかまとめねばなるまい。


さて、どうしたもんか。


そうだ、いじめよう。

加熱していじめてやるんだ。

崩壊しかけたクラスって、

大体担任イジメとかを経て結束が深まるよね。

まあ、いじめるのは私のほうなんですけどね。


田楽味噌作るときに

味噌に砂糖を入れながら加熱すると

味がなじむ。

あれは熱によって

味噌と砂糖とが一つになるからだ(多分)。


人間の男と女も

熱によって一つになったりするよね。

そういう状況をみた人は

「熱いねえ ヒューヒュー」

とか言うから確かだ。


熱こそがまとめるために

最も必要な要素なのかもしれない。

合金作るときとかも加熱したし。


よし、加熱だ!

しかし鍋に入れるのはめんどくさい!

このままボウルごと電子レンジに入れてしまえ!


で、3分ほど加熱したものがここにあります。


おおおおお!!!

なじんでる!

やっぱり熱を加えたらなんとかなるもんなんですね。



茶色い肉を取り出して

薄く切り分け、

皿に盛る。


もも肉だったもんだから

非常に不恰好な仕上がりに。

胸肉でないことを悔やむ。

やっぱ胸だよね。

私は鶏肉だけでなく、

女性の体でも

ももより胸のほうが好きです。


そして、

その上に怪しげなソースを。


食べてみた。

うめええええええええ

これ、いける、いけるよ!




・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・と、ここまで

妄想してきてみた私ですけど、

やっぱり

練胡麻と胸肉を買ってきてから

普通に作ってみようと思います。

多分そのほうが楽だし、

妄想どおりに作っても

ホントに美味しいかわかんないもの。


じゃあ買い物に行ってきます。

ではまた。