荒ぶる季節の乙女どもよ。(7) | 君は僕を好きになる

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ドラマ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」第7話 いきなり始まったオープニングダンスにいろいろ持っていかれて訳が分からなくなりそうでしたが、本編もそれに負けないくらい荒ぶっていました。 それでは7話の古川雄輝@ミロ先生です。

 

ダンス得意なのは知ってます、でも「先生が踊ってる!手足長っ!」って笑ってしまった!!

 

 

 

高校生活で初めて出来た友達・十条さんが妊娠を理由に学校を退学することになり、理不尽な現実に怒りを覚える曽根崎部長。人として正しいあり方が、高校生としては間違っているという結果に、文芸部員達の意見も食い違います。そして「隠さなければならない関係の方がよほど淫らだと思うわ。」と暗に本郷を責める曽根崎。本郷とミロ先生の行動(ラブホテルに入った)を目撃したことで生まれた誤解。そしてこれが学校全体を巻き込む問題につながっていきます。

 

曽根崎の言葉に引っかかるものを感じる2人。「何か私に言いたいことがあるんですか?」

「見られたん、ですかね?」

「大丈夫ですよ。曽根崎先輩は他に言いふらすような人じゃない」

「そう、ですね。」

 

「私だってここで高校中退は痛いですもの。才能があれば、むしろ箔がつくのかもしれないんですけど。」

「ひととさんはありますよ、才能。」

「私のボキャブラリー、ネカマのオヤジって…」

「高校生の文章力が性別も年齢も超越できるって、それってすごいことだと思いませんか」

「ムカつく」

「あ、ハハハハハハ。」

 

「全然違う」「えっ?」

 

「じゃあ、また」(先生、微笑みながら去っていきます。)

 

ラブホテルでの一騒動のおかげで、新たな関係が築けた本郷とミロ先生。先生は、本郷を厄介な女子高生ではなく、大事な生徒として認め、優しい表情で言葉をかけます。

本郷は「私を見る目、今までと全然違う。柔らかく、あったかくなって」と、先生を「心」で感じられるようになっていました。そして、先生の中では私のことは片付いた事になっているのかもしれないけれど、今の自分の気持ちを大切にしたいと考えます。

ミロ先生と富田先生が会話をしているのを眺めながら、本郷は「先生を諦めない」と強く決心。

 

 

 

いつもの海岸で、百々子は和紗とSEXの究極の選択について話し合いますが、生物学上の選択をする和紗に、百々子の心の穴は埋まらず、友よのハグもしないまま「菅原氏に気をつけて」と忠告をするとその場を去ってしまいます。(ここ、サラッと描いているけど、結構肝ですよね。愛と性行為が直結するものでないということに気付かずにすれ違う2人。でも、実は百々子が一番核心に近づいているのでは?)

 

 

同じ日、自分自身を変えたいとひたすら願う菅原氏は、三枝を相手に処女喪失を試みようとしますが…。

 

結局三枝を殴り、その場を立ち去った彼女。翌日、和紗にありのままの自分を語ります。

「鼻毛が白かったの」(うん、それは嫌だ、って違うw)

 

和紗は菅原氏の「泉くんが好き」という正直な気持ちを聞いて動揺しますが、同時に友人としての彼女に愛情を感じていました。渦巻く感情を抑えきれない彼女は、「好き」を確かめたくて泉の家を訪れ、2人の関係を進めようと泉を誘います。菅原氏が気になって焦る和紗。けれども、泉に「和紗を大切にしたい」「落ち着いていこう」と言われ気落ちして帰宅することに。

 

 

翌日の学校。教頭先生が、男女関係の乱れが問題だとして、生徒たちの生活態度を改めさせるため「男女交際禁止令」を発令。

曽根崎部長と天城くんは、ラブホテル街を彷徨っている所を指導されたことで、退学処分を受けることになってしまいます。

2人がホテル街にいたのは自分の責任だと思った本郷は、文芸部員達と校長室に向かいますが、校長室ではすでにミロ先生が曽根崎達の行動の誤解を解こうと直談判している所でした。

「曽根崎さんと天城くんがホテル街にいたのは、僕に注意しようとしてのことだと思います。」

「僕が私的に使用しているのを曽根崎さんは目撃した。」

「やましいことはありません、将来を考えている女性ですので。」

「そして、その女性は本校とは一切関係がありません。」

「彼女はとても潔癖で正義感がある。あのような場所に部の顧問が出入りしているのを戒めたかったのでしょう。」

「処分をするなら僕を。彼女たちに落ち度はない。」

 

しかしながら、教頭先生は曽根崎と天城の退学処分を撤回することはないと言い切ります。

「それは、男女交際禁止のための見せしめにするということでしょうか?」

 

ミロ先生と教頭のやりとりを校長室の外で聞いていた文芸部員達は「このままじゃ済まされない」とある行動に出ることにします。

 

部室で緊急文芸部会議を開いていたと言う本郷。「曽根崎さんのことは僕が必ずなんとかしますから。」と言うミロ先生に…

「何か考えがあるんですか?」

「いやぁ、それは…」「でも、信じて待っていてもらえれば。」

「高校生という、この季節がそれなりに貴重なものなんだって、当事者でもそれなりに理解できるんです。」

「本郷さん?」

「だからこそ、この季節に待ってるだけとか、時間がもったいなくてできないんです。

「えっ?」

ドス!(あなた達、いつの間にスタンバッてたんですかw?)

「い”、痛って! 君達何をっ!!」

「ぇ、TVとかだと気絶するのに…」「やっぱクロロフォルムとか使わないとダメなんじゃないかな?」

「あぁの、クロロフォルムを気絶するほど使用したら、本来は死にますからっ」

 

「こうなったら力技で!」

「えっ?」

「あ、えぇえ、ちょ、ちょっと、ちょっと、何?!何、エッ、えっ、えっ、え?」

ミロ先生捕獲!!

 

「これから犯罪を犯す」と泉に連絡する和紗。学校に立て籠る文芸部員達。

学校に集まった先生達に本郷は高々と宣言します。「そこに書かれた通り、我々は男女交際禁止令の撤回、そして曽根崎部長の不当な退学処分の撤回及び謝罪を要求する!」

 

「我々は本気だ!コイツを見ろ!」

「山岸先生は人質として預かることにした。」

(ミロ先生、こんな姿をスクショしちゃってごめんなさい。)

「要求を受け入れるまで、我々はここで立てこもりを続ける!」

 

 

 

最終回に向けて、大きく動いた文芸部員たち。学校に人質をとって立て籠もるなんてメチャクチャだけど(僕らの七日間戦争とか台風くらぶを思い出すよー)荒ぶる彼女達がどう片をつけるのか?!すごく楽しみです。

ところで、現代っ子だけど性行為は異性とするものという発想しかないのは高校生ゆえでしょうか。彼女達くらいの年頃だとSEXと妊娠が強く結びついているから仕方がないのかな。ドラマの設定だものね。

 

それにしても、オープニングダンス、古川くんじゃなくてミロ先生だと思って見ちゃうから可笑しかったなー。途中のメガネ直すところのミロ先生感に感心w。それから、本編ラストの先生が捕獲されるまでの一連のやりとりが秀逸すぎて何回も見たくなっちゃう第7話でした。次回で最終回なんて本当ですか?!

 

 

第7話は現在TVerで視聴可能です。

https://tver.jp/corner/f0059562

 

TV放送は毎週火曜深夜・TBS系(地域によって放送時間が違うようです。)詳しくは公式サイト

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