【現存しない橋】十三橋(再)。 | 水辺の土木遺産

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水辺の土木遺産、冠水橋や流れ橋、石橋やレンガ樋門など、自転車で見て回りながら、ついでに狛犬なんかも追いかけています。

まだヤフーでブログを書いていたころに書いた記事に、コメントを頂きました。

 

 

この記事で紹介していたのは、青森県の津軽半島にある十三湖の海とつながった部分を跨ぐ橋です。

現在の橋は十三湖大橋ですが、その前進になった橋は木橋だった! しかも跳開橋! と、

弘前の方にお住いで、私と同じく趣味で自転車に乗っている方から聞きまして、

どんな橋だったのか? と、調べた時の物でした。

 

この橋が面白いんですよ。

開通前の航空写真地図から想像できる橋のラインを全て外して、

まさかまさかの大きくカーブした不思議なラインを描く木製の見事な橋。

しかも、海と湖との船舶の行き来の為に跳開橋になっていたというのですから。

 

コメントを頂いたチャッケさんは、

羨ましいことにこの橋、十三橋を渡ったことがあるどころか、

通学路として普通に利用していたのだそうです。

 

そして、チャッケさんの記憶によると、十三橋が開いたのは開通式の一度切りとの事。

折角の構造が……ちょっと面白いですね(^-^;

 

チャッケさんのブログ『浜辺の詩』では、

十三橋が開通する以前の渡し船の風景から、

念願の十三橋の工事風景が紹介されています。

 

 

とても鮮明な写真で、

かつてはこんな風景があって、こんな木橋が渡されていたことが紹介されています。

橋好きな方はぜひ、覗いてみてください。

 

馬車が普段使いだった時代の生き生きとした写真が紹介されているので、

橋に興味のない方も、ぜひ、覗いてみてください。

 

もう一つ、この橋については、

私がブログ更新も確認もさぼっていた時期に、

通りがかりの自転車さんから開通式の動画がありますよ、とコメントを頂いていました。

 

 

離合エリアでの釣り風景など、見どころだらけです。

こちらも非常に興味深いので、橋好きなかたには是非ともご覧ください。

 

宮崎の話から少し離れて、青森県にかつてあった木橋の話でした。