岡山県矢掛町 星田川の橋1。 | 水辺の土木遺産

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水辺の土木遺産、冠水橋や流れ橋、石橋やレンガ樋門など、自転車で見て回りながら、ついでに狛犬なんかも追いかけています。

出発前の機場調査で、

矢掛町の小田川支流の星田川には面白い橋がありそうでした。

そのため、小田川から星田川へ。

 

星田川と小田川の合流地点にも良い橋があり、

その橋は渡ったことがありましたが、純粋な星田川とのファーストコンタクトがこちら。

 

 

期待通りです。

 

 

いえ、最初から、期待以上かもしれません。

 

 

私は西日本はそれほど旅していませんが、

それでも、私の経験から言うと、西日本は観光用途以外の木橋は少ないのです。

 

 

それなのに、

冠水はあまり考慮されていないのでしょうが、

冠水橋形式の、見事な木の桁橋に、路盤も勿論木製です。

 

 

そんな橋が、こうして普段使いの橋として現存している。

それも、以前にも訪ねた矢掛町で。

 

 

それなりに大型の乗用車も通過する自動車橋として残っているのです。

 

 

橋脚こそコンクリートパイルですが、

 

 

なんとも素晴らしい。

 

 

橋脚に盛大に絡みつく枯草も含めて、

 

 

とても良い雰囲気の橋でした。

 

 

見ての通り、橋の対岸は整備中。

360°カメラを掲げて撮影していた私は、

何をしているのか? 何をしに来たのか? など、

警備のおじさんに聞かれてしまいましたが、

この橋もこれからいったんばらすけれど、桁材などはそのまま使って、

再び同じように戻す予定だと、この時には伺いました。

 

ぜひとも今もこんな雰囲気で残っていて欲しいものです。

このまま星田川を少しだけ遡上します。