ようこそ、大渓水です。
お客様からご相談をいただきました。
「食器棚上に神棚を置いていいですか?」
後ほど見解は説明しますので、
まずは先日工事に伺った事例をご覧ください。
今回は北九州市小倉南区からのご依頼で、
設置場所はリビング・ダイニングの北側壁面。
まずはドリルで小さな下穴を通します。
このマンションは分譲住宅でしたから、
遠慮なく石膏ボード用アンカーを埋め込みました。
アンカーなしでも取付は可能ですが、
確実に固定するには必須となる作業工程です。
石膏ボードの壁に4点のビス留め。
食器棚を買い替えることを想定し、
天井ギリギリの位置に神棚板を配しました。
賃貸物件などの条件時、
「壁にキズをつけること自体がダメ!」
とみなさん口を揃えて仰いますよね。。
でも、それって正しいのでしょうか?
「生活上、最低限度の必要な傷痕はOK!」
という判例が過去にもあるように、
時計などを壁掛けすることは認められています。
これを私の価値観に置き換えますと、
時計やカレンダーはなくても構わないので、
「日本の精神文化でもある神様を正しくお祀りしよう」
という事実を知っていただきたいとも思っております。
もし皆さんが神様を正しく祀りたいのであれば、
神棚を食器棚の上に載せることは決してお勧めできません。
その理由は一つ、
だって毎日毎日そこは揺れるのですよ。
家族でご飯をいただく度に、
ガラス戸を開け閉めする度に、
その神棚はグラグラと動いてしまいます。
皆さんも経験ありませんか?
最近では熊本地方の人がそうだと思いますが、
連日のように続く地震によって不安を覚えませんでしたか?
そもそも神様は人よりも上位の存在であり、
自分がイヤなことは当然避けるべき事案ですし、
理想とする神棚は安置できる場所でなければなりません。
「神様の安定があって、次に人の幸福がある。」
まあ確かに形云々は二の次であって、
日々の心掛けこそ最も大切なことと思いますが、
心をカタチで表したものこそ神棚ではないのかな・・・と。
優先順位で言えば、この通りですね。
壁に固定する>壁に掛ける>書棚の上>食器棚の上
そして事前に大家さんや、
管理会社へ承諾を取ってさえいれば、
後で大きな問題になることもないのかな。
これまでも皆様からのご要望により、
色々な製品を考え、お作りしてきましたので、
お困り事がありましたら何なりとご相談下さいませ。
それじゃまた、いつもありがとうございます。
「自然の摂理をもっと多くの人に知ってほしいと思います。」
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