みなさん、龍穴ウーロン茶ってご存知ですか?
龍穴(りゅうけつ)とは、
風水でいう理想の場所のことで、
今風で言えば「パワースポット」で採れたお茶のことです。
風水が良いと格段に美味しくなるだけじゃなく、
●●までとんでもないことになっちゃうんですよ^^
今回はそんな驚くべき龍穴茶の秘密をご紹介しますね!
このお茶の出身地は、台湾(中華民国)。

福岡から飛行機で1時間ちょっとの距離で、
面積はおよそ九州と同じくらいの島国です。
ただ大きく違うのは、
総面積のほとんどを山脈が占めていて、
台湾の最高峰である玉山(標高3952m)は、
日本の富士山(標高3776m)よりも更に高いんです。
また玉山だけでなくそのまわりの峰々においても、
3000m級の山が連なっておりこれらは特筆すべき地理。
風水の解釈では、山はただ高い場所として判断するのではなく、
大地のエネルギーが強いために隆起していると考える必要があります。
いま流行のパワースポット。
山地にある神社仏閣などに出かけることは、
ただ森林浴を兼ねリラックス出来る場所を探して・・・・・
ということだけではなく、
疲れた心体を回復させることを必要とし、
より地場の強いエネルギーと感応させるために、
人間の本能が求めている結果なのかもしれないですね。
標高が高いという地理的要因は、
この土地で産出される茶葉に大きく影響します。
まず、標高が高いために朝夕に限らずよく霧が発生し、
強い陽射しを遮るカーテンのような役割を果たします。
茶葉にとって日差しは弱い方が好条件となり、
適度に注ぐ日光は茶葉自体を老化させにくくし、
旨み成分であるアミノ酸などを増加させることにもなります。
また、昼夜の寒暖の差は自然と大きくなるので、
茶葉自身がたくましくなり強く育てられる環境と言えます。
さらに高山地は、さまざまな樹木が生育する場所なので、
土壌の栄養分が非常に豊富で旨み成分が多く蓄えられます。
これらの地理的要因を踏まえて、
平坦地で採れるお茶と比べてみると、
高山茶の方が上品にしてまた香りも高く、
何煎淹れても美味しく味わうことができる訳なんです。
これはひとえに茶葉を育む壮大な自然環境がもたらす、
“ 天地の恵み ”だということは、口に入れると分かりますよ♪
ただし、これらの情報だけでは、
決して美味しいお茶にめぐり会うことはできません。
台湾産と表記され、この日本でも販売されていますが、
残念ながら美味しいといえる烏龍茶は滅多に無いのが実情です。
ジャスミン茶などに代表される【華茶(はなちゃ)】は、
そのルーツをたどると面白いエピソードに行き当たります。
100年以上前のこと。
大量の在庫を抱えてしまった茶農家が、
古く品質の悪いお茶を何とか出荷しようと誤魔化すため、
人工的に色々なお花の香りをつけたことがこの華茶の始まりです。
好き嫌いはあって当然のことでしょうが、
品質の良いお茶にはわざわざ花の香りを移すまでもなく、
森林の香りとも自然界から漂ってくるお花の香りとも言えぬ、
雄大な大地をそっと教えてくれる芳しさを生まれながらに持ち合わせます。
それが日本人の多くが知らない、本当の烏龍茶というものです。

~ここからが詳しい風水の話です~
この龍穴烏龍茶とは、
文山包種(ぶんざんほうしゅ)という名前のお茶です。
産地は、台灣台北縣坪林。
詳しい茶畑のある場所を見ていただく前に、
まずは基本的なことから説明しなければなりません。
風水における基本であり、最も理想とする大地の形状。

【四神相応】
北に玄武(げんぶ)
東に青龍(せいりゅう)
南に朱雀(すざく)
西に白虎(びゃっこ)
【四神相応(しじんそうおう)】の地とは、
中心となる『穴(けつ)』と呼ばれる場所を、
それぞれの霊獣で表される東西南北の大自然の構造により、
守られた土地のことで、風水では最たる吉祥地と考えられます。
では具体的に四神相応の地とは!?


ここが文山包種茶を生産している、
茶師:鄭丁財さんの茶畑を写した衛星写真です。
図と写真を見比べていただけるともうお分かりだと思いますが、
こういう場所を典型的な四神相応の地と呼ぶことができます。
後方を高い山により保護され、
左右に小高い丘や山があって風から守り、
前方が広く開けた土地は大いに発展する好条件です。
さらに詳しく見ていきますと、
後方側で玄武にあたる山名は『倒吊嶺』。
山の形にしてもまず整っていることが条件となり、
吉か凶かを判断する際の重要な要素として考える必要があります。

ご覧の通り素晴らしい山並みであり、
地元の人々から『観音山』と呼び慕われるありがたい山脈です。
皆がこの山に向かい手を合わせる習慣が今でも残っていることは、
現代人の多くが忘れかけた自然に対する畏怖の顕れであるかも知れません。
次はこの山につながる『龍脈』を見てみましょう。

このような脈々と連なる山脈こそが風水の『龍』であり、
●距離は長ければ長くなるほど
●起伏が大きければ大きくなるほど
エネルギーは強くなり繁栄をもたらすことになります。
以前に書店で見かけた『○○風水』の本には、
「現代において定義される龍脈は高速道路であり、
高速道があると大きな発展が期待できる!」と書かれていました。
これは人の都合だけしか考慮されずにいて、
とても自然の摂理なんかとは無関係なことであって、
誰かの勝手な都合の良い解釈であると言わざるを得ません。
たまに本物の『龍脈』を、
高速道路が通り切断している場合もあるので、
良識ある読者の方は『龍脈x2倍』だと勘違いしてはいけませんよ(笑)。
つまり『穴(けつ)』とは『龍脈』によりもたらされ、
エネルギーが結集して生み出される場所のことを指しています。
その地点が鄭丁財さんの茶畑なんですね。


このような場所で生産されるものは、
大地の霊気を受けるので高品質な物が育ちます。
さらに朱雀(前方の空間)の先にある、
『案山(あんざん)』を見てください。


このように奥に行くに連れて、
山々が何層も重なり合い高くなっていることは、
案山の理想であり子孫が代々繁栄することを意味します。
これだけ吉条件が揃うことは滅多にありません。
最後にここで生活している鄭さんのご家族をご紹介しますね。

いま『文山包種茶』を作っているのは、3代目と4代目。
先代であった2代目は現在101歳。

その奥様は94歳で、お二人とも元気いっぱいです。
そして、初代の茶師である鄭清雲さんは、

106歳という寿命をまっとうし永眠されました。
みんなが長寿なのは偶然なのでしょうか?
それとも大自然による恩恵なのでしょうか??
自然の一部である『龍』を敬い、
その『穴』で自然と共に暮らす人々。
それはまさしく『龍穴(りゅうけつ)』によるエネルギーの賜物なんですね♪
ちなみに【不老不死】の秘薬ではありませんのでご注意下さい(笑)!
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