気の向くままに延々と書き綴りますね、その20 | 「NEWかわらばん」第一産業(株) 機械工具輸入商社

気の向くままに延々と書き綴りますね、その20

仕事の進め方も、そんな不効率がないでしょうか。
10万円の道具の購入を意思決定できなくて、毎日1時間の超過作業時間が発生。
だとすると、超過作業コスト数か月分で、10万円の道具がペイします。
昔は、そんな道具なしで、自分でやったもんだ。
職人気質の上司はそんな指導をするのかも知れません。
確かに、技術の習得には、精神論、根性論も必要かも知れません。
しかしながら、日々の収益を効率良く追及しないと、厳しい単価で金属加工ビジネスを営んでも、殆ど儲かりません。
儲けがでないから、更に投資ができずに、効率競争で常に劣勢な状況に置かれる。
その悪循環。

CAMにもそのような傾向があります。
それぞれ異なる特徴のCAM。
最初の導入は、一大決心。
数社のデモを見て、最適なものを選ぶのだと思います。
でも、導入して、実際に使ってみると、それぞれの図面の内容によって、根性で時間を掛けて行わななければならないところも出てきます。
最初のシステムを導入してから、まだ1年程度。まだリースも残っています。
毎日、根性で消化する仕事が、1時間発生しています。
でも、展示会で見た最新の別のメーカのCAMは、その仕事を5分で処理できます。
毎日55分の時間効率が獲得できます。
年間13,200分。220時間。
CAM作業コストを2500円/時間で計算すると、55万円/年。
ここまでなら、投資価値は微妙かも知れません。
でも、そのCAM担当者は、CAM専任ではありません。
その55分の他の仕事をして獲得できる収益を失っています。
また、CAMのパスが効率よくでないことで、工場の機械の稼働率(生産性)も低下しているだろうと想定されます。
CAMからパスの供給を受ける機械の台数が多ければ多いほど、そのロスも大きくなります。
機械の台数が多ければ多いほど、CAMの投資対効率が上がります。
使い勝手、指導のし易さから、同じCAMを増設される工場も多いと思いますが、私は、異なるCAMを揃える方が効率が上がるような気がします。
それぞれのCAMの得意分屋に特化して使い分けるのが最も収益効率が上がるのだと思います。

つづく


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