入社式で話したこと | 第一経営グループ代表 吉村浩平のブログ

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今年は41日が月曜日、ちょうど週初めのささやかな入社式です。おかげさまで第一経営は新卒3名と中途入社1名の新人をこの日に迎えることが出来ました。ただ桜は満開になり、4月に入ったというのに急に冷え込んで来て、花冷えの中での入社式になりました。

 

今回もまず出席した役員と事務所長を代表して、私から新人の皆さんを歓迎する挨拶をさせていただきました。事前にいろいろと考えてみたのですが、入社早々の挨拶で「第一経営で働く上の心構え」というのはちょっと堅苦しいのですが、私から新人の皆さんに期待することとして、三つのお願いをしました。

 

一つ目は、これから仕事をしていく中で「自分の頭で考える」ということです。最初は仕事のやり方や事務所のルールなど教わることばかりですが、ただ言われたことを覚えるというのではなく、一つひとつ「なぜ」と考えることを意識して欲しいということをお願いしました。慣れない中、もしかしたら自分のキャパから溢れそうになるかも知れません。

 

そのワンポイント・アドバイスとして、第一経営の理念の冒頭に「私たちは、お客様とそこに働く人々の夢と幸せを実現するために行動します」とあるように、「お客様目線」で考えてみることと、自分自身の成長の視点で考えることを補足しています。自分自身の成長という意味では、体力と柔軟性のある若さを武器に、時には多少の負荷を厭わないで、受け身にならない仕事スタイルの必要を意識して欲しいと私は思っています。

 

二つ目は、「今から資格をめざして勉強を始めて欲しい」というお願いです。畑違いの学部を卒業した人も、第一経営でお客様の経営をサポートする専門家として、もっと期待に応えられるレベルの仕事をしたいという欲求を追求することが、結果として自分自身の働きがいに繋がると考えていることを伝えました。

 

様ざまな個性やスキルを持った集団であると同時に、資格者が多くなることが、それだけ私たちの経営理念を実現する大きな力になることは間違いありません。資格取得の勉強は本当に大変なことですが、お客様と自分自身の夢と幸せを実現するために、ぜひ頑張って欲しいと思います。

 

そして三つ目には、そうした資格をめざす大変な勉強をお願いしておきながら、一方でそれだけに埋没しないで「視野を広く持つこと」というお願いをしました。いま世の中で何が起こっているのかに興味を持って欲しいということです。

 

今はちょうど一斉地方選挙の真っ最中ですがが、特に政治や経済は私たちの暮らしはもちろんのこと、お客様である中小企業の経営に深い関係があるということを認識してもらいたいと思っています。日本だけでなく世界の動き、またAIをはじめ科学技術の進歩への関心、更にはスポーツや文化芸術への興味を持って仕事にあたるなら、不思議と見えてくる仕事の世界が広がってくることを期待してもらいたいし、そんな世界の広がりがいつかきっと「仕事人の感動」に繋がるはずです。

 

文字通り多種多様なお客様の事業が、売上とか利益といった数字だけでなく、その裏側にある人間の営みとして、深いところで興味を持てるようになって欲しいと思っています。専門的知識を裏付けとして持ちながら、社会性と科学性、そして人間性といった豊かさが付け加わった仕事に出来るかどうか、そうした一つひとつのチャレンジを通して、一人ひとりがこの仕事を楽しんで成長していって欲しいと、心からの期待を込めて話をさせていただきました。