大坂なおみ選手おめでとう! | 第一経営グループ代表 吉村浩平のブログ

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先週の新春交歓会が終わったあたりから、なんとなく風邪っぽい感じがあり、この一週間ほどは、熱はないものの咳が止まらず、気だるい中で仕事をしてきました。咳き込むと体力を消耗します。病院でインフルエンザのチェックはクリアしたものの、一度具合が悪くなると最近は全快までに時間を要するようで情けないという感じがしています。

 

ところで、昨日の全豪オープン・テニス決勝で、大坂なおみ選手がチェコのクビトバ選手を破り優勝しました。そして世界ランキング1位が確定したと言います。日本人のテニスプレーヤーとして初の快挙ということで色々な媒体でニュース速報も流れ、一夜明ければテニスファンに限らず、日本中が沸き返っています。

 

私もNHKのニュースに続いて行われた中継を見始めたら、両者の熱戦にくぎ付けになり、まさに手に汗を握るという感じでテレビの前を離れることが出来ませんでした。それぞれギリギリのところで対戦していることが分かり、こうしたレベルになると、もう技術や体力の差というよりは精神力の差が最後は雌雄を決するということが良く分かります。

 

決勝を前にした大坂選手のインタビューの中で「人間的な成長」という言葉が紹介されていました。精神年齢が3歳から4歳にひとつ成長した「私に誕生日おめでとう!」というジョークの言葉どおり、前半戦ではミスショットに自分のラケットを床に投げつける場面もあったようですが、後半では叩きつける直前で思いとどまり、深呼吸することで落ち着きを取り戻し、形勢を逆転することもあったようです。

 

大坂選手は「四大大会に出場していること自体を楽しもう」と、緊張する気持ちを切り替えたという話もありましたが、そうした気持ちがスポーツの対戦で相手に対するリスペクトにつながり、見ている人たちをも味方につけるフェアなゲームになるのだろうと思います。

 

最後まで諦めない気持ちを切らさないことが出来るかどうか、それはスポーツに限らず言えることですが、それがとても難しいというのも事実です。それを才能と割り切ったら楽なのですが、そうした気持ちを支えるのはどれだけ事前の準備に力を入れてきたか、そうした自分の初心と努力を思い返して、目の前の試練に立ち向かう気持ちを持てるかどうかだという気がします。

 

そうすればどんな結果であっても受け入れることが出来るのでしょう。まさに今回の対戦で敗れた準優勝のクビトバ選手の表情は、悔しさとともに大坂選手に対するリスペクトの気持ちが溢れる、とても爽やかな印象を受けました。

 

今回の優勝賞金は32千万円とか。ゴルフの優勝賞金とは桁が違うようです。それぐらいテニスはサッカーと同じように世界的に人気があるスポーツなんだろうと思います。大坂選手が前回の全米オープンに続き、わずかな期間でビッグタイトルを獲得したことで、また日本でもキッズをはじめテニス人気が高まることは間違いないようです。何はともあれ、大坂なおみ選手、本当におめでとうございます。そして、ありがとう!いっぱいの元気をもらいました。