四国歩き遍路を半分残して約10年経過したが、遍路中に出会った方々をよく思い出す。特に印象深い方は70代後半の方で「家内には随分と苦労をかけた」と、奥さんのご遺骨を胸に抱いて歩いていた。


医者から止められたが「家内となら死んでもいい」と言っていた。お歳からすると、満願までは三ヶ月は掛かるだろう。歩きながら奥さんと、いろんな話をした事でしょう。