聴覚障害者が災害の備え学ぶ講座/NHKニュース|NHK NEWS WEB/北海道 NEWS WEB記事・2019年(令和元年)5月13日

 

耳の不自由な人が災害にどう備えればよいかを学ぶ講座が12日、札幌市で開かれました。
去年9月の胆振東部地震を受けて、札幌聴覚障害者協会が耳の不自由な人を対象に開いた講座には、およそ20人が参加しました。
このなかで札幌市危機管理対策室の長谷川徹課長が講演し「災害時に情報を得るためスマートフォンのバッテリーなどを自宅に準備しておくことが大切だ」と述べました。
 参加者からは「耳が聞こえないので災害時の安否確認でドアをノックする音が聞こえないがどうすればよいか」という質問が出され、長谷川課長は「信頼できる人に事前に合鍵を渡しておくなど手助けしてくれる人に声をかけておくことが必要だ」とアドバイスをしていました。
 参加した30代の女性は「去年9月の地震では携帯電話が使えなくなったので、充電できる場所を事前に知っておきたい」と話していました。
 札幌聴覚障害者協会の東区の支部長を務める畠山和子さんは「安否確認のためには町内会と耳が不自由な人が事前に話し合っておくことが大切だ」と話していました。


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https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190513/0010165.html?fbclid=IwAR30MSfhS1Sps5MHF0j5SVQH7xfnVMk1RGZxMrlYwPY3sn3WWOq0aPLrm_Q