日清医療食品、全国料理コンテストで障がいのある社員の活躍を促進/食品産業新聞社記事・2018年9月11日

 

労働人口不足が様々な業態で課題となる中、多様な人材の採用と充実した人材育成が一層重要性を増している。コンビニエンスストアや外食店でも、外国人や高齢者が働く風景が増えてきているが、幅広い人材が活躍する上で、誰もが働きやすい環境をいかに構築するかが、企業の成長にとって大きな鍵となりつつある。

 超高齢社会が進む中、病院・介護福祉施設における給食サービスの需要はますます高くなっており、多様な人材を採用する動きは給食業界でも活発化している。中でも、日清医療食品は今年で15回目を数える、社員の成長を目指す料理コンテストにおいて、障がいのある社員も参加する取組みを展開している。

同コンテストは8月31日に豪雨災害復興応援『広島を元気にしよう』をスローガンに、広島県の比治山大学で開催された。食事サービスの原点である「おいしい食事」をテーマに、全国の支店から管理栄養士(栄養士)、調理師、チャレンジド(障がいのある社員)の3人1組の16チームが参加し、おいしさを決める「だし」と「スープ」に重点を置いた調理に挑んだ。チャレンジドの参加には、障がいのある方もない方も互いに特別視されることなく、社会生活をともにするのが正常なことであり、本来の望ましい姿であるという理念が込められている。

 調理審査では、選手間の卓越したチームワークが散見された。例えば、知的障がいのある方は難しいことは理解しにくいため、選手は平易な言葉を使用し、作業を分かりやすく伝える。聴覚障がいのある方には手で内容を伝達し、手順を確認し合う。それぞれ作業を分担し、声を掛けあい補足し合って、チームワークで一歩ずつ作業を進めていた。横浜支店のチームリーダーは「特別な配慮ではなく、相手に寄り添った行動が必要だ。内容をかみ砕いて伝えることや、声掛けも、やってよ、ではなく、お願いしますと伝えている」と語った。


食品産業新聞社記事・2018年9月11日
https://www.ssnp.co.jp/news/feeding/2018/09/2018-0911-1128-14.html