自由訳太平記(1945)蒙古襲来と神々の参戦 2 | 太平記読みのぺーじ

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訳 
「さて文永2年8月13日、元軍7万隻の軍船が同時に博多湾へ押し寄せた。
大型船は並走し、互いにもやいで結びあって板を渡し、部隊ごとに陣幕を張って兵を整列させていた。
五島列島から博多の沖に至る海上300キロ四方に急に陸地が出現したよう形で、まるで蜃気楼がその地に錯覚を起こさせたようであった。
日本軍の戦備は、博多では水際沿いに13キロにわたって石の堤を築き、前方は敵が越えられないように切り立たせ、後方は味方のために平坦にして軍勢の移動がスムーズに出来るようにしていた。
更にその内側に陣屋を作って数万の兵が待機したので、敵にはこちらの動向が分からないようになっていた。
ところが敵の舟の舳先には30メートル近い凄まじい高さの帆柱が立っていて、その頂上付近に物見台を拵えて人を登らせていたので、日本の陣中はまさに目の下に一目瞭然となってしまった。


それでは次回をお楽しみに。
(つづく)