自由訳太平記(1405)師直・師奏、惨殺される 1 | 太平記読みのぺーじ

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「それにしても命とは捨てがたいものである。執事兄弟は、これほど状況が悪くても、もしや助かるかもと、心にもない出家をして、師直入道道常、師奏入道道勝と号して粗末な僧服に身をやつして降参した。これを見る人も聞く人も出家の功徳は甚大だからあの世での罪は許されるだろうが、今の命は助かるまいと誰もかれも言うのであった。

同2月26日、将軍は講和が成立したので上洛することになり、執事兄弟も念仏僧に紛れてこれについていった。
これら死への道とも知らず滅びに向かう者たちこそ、実に哀れであった。
ちょうど春雨がしとしとと降っていた。
数万の敵兵が充満している中を、顔を見られないように傘を傾けて歩いていたが、この広い天下に身を置く場所さえないとはなんとも悲しいことであった。

それでは次回をお楽しみに。
(つづく)

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