初めての妊娠で10ヶ月のマタニティライフを経て無事出産♪
慣れない育児に奮闘するパパとママとベビーの生活がスタートしました。
(出産後「コウノトリ☆捕獲作戦」から改題しました。)
断乳 8日目
断乳8日目
断乳を決行してから1週間が過ぎました。
娘の様子は寝かしつけには抱っこが必要ですが、ひとまずおっぱいなしで寝なければならないというのは理解した様子です。
夜中も多少夜泣きめいたものはあるのですが(ふええぇん・・・という泣き声がが4~5回)、知らない振りをして様子を見ていると、すぐに自力で寝入ってしまうようですこのときに、変にトントン・・・と胸を軽くリズムをつけて叩くなどして寝入るのを助けようとすると却って逆効果で、本格的に目が覚めてしまい再び寝かしつけるのに抱っこが必要になります。
また食欲ですが、断乳してからというもの以前と比べると2~3倍の量を食べるようになりました。
一時は2~3匙でイヤイヤして何も食べない事も多く、人より大きく産まれたのに成長具合は伸び悩んでいたのですが、そんな心配はどこへやら。
食べ物を見つけては、
「マンマ?」
と持ってきて封を開けろと言ったり皮を剥けと催促したり、うっかりテーブルにみかんすら置いておけない状況です。
コッコに食事を食べさせた後、抱っこをせがむので膝に乗せて自分たちの食事にありついていたら、目の前にあった私のお茶碗からご飯をパクパク食べていたりするのです。
ある日などはクリームまで到達していない部分のみ与えてその後テーブルの上に置いておいたクリームパンを、椅子に上って取ったようで気付くと私の後ろで
「マンマ♪」
と言いながら食べておりました。
口の周りにクリームをベッタリつけながら・・・。
まだあまり甘い物などはあげないようにしているのですが、好ましくないというだけで離乳食は一応完了している時期ですし、毒というわけではないのでこの日のクリームパンは大目に見ることにし、出しっぱなししていた自分を戒めました。
それにしても、これだけ食べてもきちんと次の食事はしっかり食べるのですから驚きです。
つい数日前までベビーフードのランチセットを食べてくれるかくれないか、心配しながら封を開けていたのが嘘のように思えます。
おかげで1歳にして5ヶ月の妊婦のようなお腹をして、日に3~5回くらい排便するのでオムツ替えの頻度も上がってしまいましたが、これも成長している証拠と喜んでいます。
ただ、年配の方から聞いたところによると、小さな子供は「満腹感」を感じない(感じにくい)らしく、美味しいものは欲しがるだけ与えれば、与えるだけ食べてしまう事があるそうです。
まさに今のコッコがそんな感じで、以前のようにイヤイヤするのはその時食べたくない物だけで、自分好みの食べ物は際限なく食べてしまいそうな勢いで、どうにかすると私の食べる量と同じかそれ以上食べてしまう時があるのです。
人並みに成長して欲しいけど、肥満細胞もこのくらいの頃にプログラムされてしまうと聞きますし、複雑な心境です。
さて搾乳についてですが、前日の搾乳をお休みしたのでさすがにこの日の夜はパンパンに張っており、特に乳房の内側・・・谷間ができる方がガチガチに固くなっていました。
断乳して1週間が過ぎたので、一度ここらで搾れるだけ搾っておきました。
今までの3~4倍くらいの量でしょうか・・・。
大きめの洗面器に貯めてみたのですが、底が見えないくらいの量になりました。
コッコの断乳に続き、私の残乳ケアもこれでピークを越えた感じです。
断乳 7日目
断乳7日目。
ところで書き忘れていましたが、断乳を始めてからコッコは寝相が悪くなりました。
確かに一時期寝ぼけて布団の足元やら、私たち夫婦の布団を横一文字に横切って寝ていたりとか、すさまじい移動をしていたこともありましたが、最近は多少上に上にずれているくらいで寝相はいい方でした。
ですが断乳の禁断症状で悶えているかのように、何度も寝返りを打つのです。
夏ならよかったのですが、今は冬。
羽毛入りのスリーパーを使用してはいるものの、両腕は剥き出しですし、何よりしん・・・と冷え切った夜気の前にはスリーパーなど申し訳程度にしかならないはず。
コッコが布団を蹴って凍えてないか心配でオチオチ寝てもいられません。
気になって夜中に何度も何度も目が覚めます。
そしてこの日、完全に布団を剥いでいるわけではなかったのですが、体の向きも気になって少し寝相を整えてやろうと布団とコッコの体を少し触った途端泣き出してしまいました。
いつもふええぇぇん、ふええぇぇん、と何度か泣いてもすぐに1人で寝てくれるようになっていたのですが、親が起きているのが判ると甘えたくなるのか、抱っこするまで収まりませんでした。
仕方なく数十分抱っこで寝かしつけ・・・。
布団を剥いでしまっている場合は仕方ありませんが、寝相だけなら放っておいた方がいいようです。
そして搾乳ですが、この夜の張り具合は搾らなくても少なくとも朝までは痛み出すことはなさそうだと思ったので搾乳せずに寝ました。
結局コッコの泣き声でおっぱいが張って、少し溢れてパジャマが濡れてしまいましたが、痛くて我慢できない・・・というほどでもなく、また朝起きてしまえばまた痛みも治まっていたので搾乳せずに1日過ごしました。
どうも胸の張りは夜の方が強くなるようです。
ほとんど動かず温かい布団にくるまっているからでしょうか。
日中は色々動き回るので筋肉の動きで胸の張りも少しほぐれるのか痛みもあまり感じませんでした。
あと少し・・・の辛抱です。
断乳 6日目
断乳6日目。
前日まで眠る前から布団においても自力で眠ろうと頑張っていたコッコですが、この日はストレスに耐えられなくなったのか、布団におくと泣いてしまい、寝付くまで抱っこが必要でした。
そう一足飛びに楽にはなれないものです。
でも赤ちゃん時代、立ち抱っこでしかも適度な揺れが必要でずっと部屋の中を歩き回っていた頃のようなことはなく、座り抱っこで揺れも微妙な揺れで許してもらえるようです。
寝付くまでの時間は昼か夜かの違いもありますが、大体15~40分くらいでしょうか。
この日は昼の方が早く寝てくれました。
でも夜も数十分かかったとしても、その後朝まで寝てくれるのならお安いものです。
朝まで寝られるというのは思った以上に体力を回復するものですね。
1年以上授乳を続けていましたので、もうある程度は慣れたつもりでもいましたし、夜中は添い乳だったので授乳しながら睡眠も取れていることも多かったのですが、朝の爽快感が全く違います。
朝まで眠ってくれた初日は私が体調を崩してしまったのであまり恩恵に預かれませんでしたが、体調がよくなってからは朝から家事の段取りをシュミレーションしながら動けるくらいエネルギーが充実していました。
朝から家事をテキパキ片付けられると、例えそれが少しだけであったとしても、自責の念に囚われることなく1日中充実した気持ちで過ごせます。
とはいえ、まだコッコの中で断乳がどの程度進んでいるか判らないので油断は禁物。
寝かしつけの例もありますし、あまり喜びすぎないようにしています。
ネットで読んだ断乳後のおっぱいケアの為の搾乳の記事に、飲ませなくなってから1週間後に一度と、その1ヵ月後に、それぞれ搾れるだけ全て搾りきる・・・という残乳ケアが必要とあり、ケアを含めると随分長い期間を要するのだなあと思ったように、コッコのリズムが整うのもゆっくりゆっくり・・・焦らず気長に見守っていかないと、と心がけています。
ちなみに上記で触れた断乳に際するおっぱいケアについては「魔法のおっぱい 」というサイト様を参考にさせていただいています。
残乳ケアの必要性に関しては、残った母乳の脂肪分が乳腺に残ると乳腺が詰まって、次の授乳の機会に差し障る・・・などのトラブルの可能性があるためのようです。
この日の私の胸の状態は、夜のお風呂の時点ではまだ搾らなくても数時間大丈夫かな?という感じではありましたが、寝た後夜中や明け方に張って痛みで眠れず睡眠時間を搾乳のため削られるのが嫌だったので、一応抜いておこう・・・という程度の張りでした。
確実に母乳の生産ラインは縮小されているのを感じます。
思い返せば、コッコが産まれてしばらくはなかなか母乳が出てくれず、不純な動機(ダイエット)ではありましたが焦りが段々惨めさに変わったり、随分悩んだものでした。
周りの先輩である友人に支えられ、1ヶ月ほどかけてやっとコッコを任せるに足る量を出してくれるおっぱいになってくれたとき、本当に嬉しかったです。
その後は吸われすぎて乳首が切れてしまうということもほとんどなく、また乳腺炎に見舞われることもなく、コッコをここまで育ててくれた優秀なおっぱいだったと言えるのではないかと自画自賛しております。
あの時、母乳を諦めないでよかった。
そして1年以上もよく頑張ってくれました。
いつかコッコの弟か妹を授かった時には、またコッコと同じように私に力を貸してね。
今までお疲れ様。
いつか機会がある日までゆっくり休んでね。
ありがとう、私のおっぱい。
そんな感謝を込めて、この日は搾乳したのでした。
断乳 5日目
断乳5日目。
この日も背中トントン・・・はさせてもらえませんでした。
昨日手を振り払われたのは、ふざけているだけかな?・・・とも少し思っていたのですが、2日続けて同じ態度となるとやっぱり私に触られたくなかったのでしょう。
でも昼も夜も頑張って自力で寝られるように頑張っているんだなあと、こんなにも幼く小さい身で試練を耐えている姿がいじらしく、授乳していた姿を見るときとはまた違った愛しさでいっぱいになりました。
それでも一応毎回寝る前に
「ぱっぱい?」
という呟きをしています。
この日の昼は言いながら私の胸に手を入れてきました。
でもやんわり制止するとそれ以上深追いすることもなく、ごねることもなくあっさり諦めました。
ところで断乳中は甘えが酷くなると聞きますが、コッコも例外ではなく密着したがることが多くなりました。
今までも後追いや甘えは多かったのですが、何と言うか・・・今までは本能で母親を求めていた・・・という態度に対し、断乳中の甘え方は
『傍にいたい』
というはっきりとした意志を感じるような、感覚的なものなので上手く説明できないのですが、そのように感じます。
他の具体的な例は知らないのですが、コッコの場合はむやみに抱っこをねだるわけでもないし、傍を離れたがらず家事をさせてもらえない、というようなことはないです。
むしろそういうのは後追いの甘え方に近いように思います。
でも今回の断乳中は、私がコッコの傍にいられる状態のときにはすかさず足元にくっついてきます。
でも用事があるから待ってね、と言うとちゃんと離れるのを許してくれます。
母乳という絆で結ばれていた状態から放たれた今、漠然とした欲求から意志ある欲求に変わったのかな?なんて考えたりします。
私の方も、まるで自分の一部であるかのような感覚が少なくなって、コッコを1人の人間を感じています。
今はまだ口にする全てのものへ対する配慮も気が抜けませんが、いつか何でも食べられるくらいに大きくなったら、女同士2人で買い物に行ったり、パパにナイショね、と言いながらパフェやケーキを食べに連れまわしたいなと、ささやかな夢を見ています。
さて搾乳の方はこの日も夜お風呂で搾りました。
でももう冷やすのは懲りたし、冷やさなくても張りが落ち着いてきたので温めすぎないようにだけ気をつけて寝ました。
断乳 4日目
断乳4日目。
そろそろいつもの寝室で寝る練習もしないと、と思い、この日から和室から寝室に移りました。
私の手を引き寝室へと連れて行くコッコ。
寝室に入るととてもはしゃいでいるように見えました。
自分の布団に倒れこんで、スリーパーを着せてやっている間中、キラキラとした気体に満ちた目を向け、笑顔で私を見つめるのです。
どうも、
『おっぱいをもらえないのは、和室でねんねさせられていたからだ』
と思っていたようです。
いつもの寝室に戻ったので、おっぱいも貰えるものと思っていたようで、私が添い寝するとワクワクする娘の胸の高鳴りが聞こえてきそうな声で
「ぱっぱい」
と呟くのが聞こえました。
ごめんね。
こっちの部屋に来てもおっぱいはあげられないのよ。
「おっぱいはないのよ。もうバイバイしたでしょ?」
そう言うと、期待が絶望に変わったのか号泣し始めました。
私的にこの日が一番切なかったです・・・。
泣き止まないので抱っこして泣き止むまで背中をトントンして、落ち着いたら布団に寝かせました。
コッコは諦めたのか、大人しく布団で眠りにつくのを待つ体勢になり、しばらくもぞもぞと何度か寝返りをうっていました。
でもなかなか寝付けないようなので、眠るまでトントン・・・としてあげようと手を伸ばすと・・・
ピシッ!
なんと、手を振り払われました。
それだけじゃなくてフイっと背中を向けられました・・・。
まるで、おっぱいをくれないなら触らないで!と言わんばかりに・・・。
少し・・・ショックでした・・・。
でも私に触れずに背を向けることで、コッコなりにおっぱいへの欲求を耐えているのかも・・・とも思えて、黙って見守ることにしました。
しばらくしてまた私の方を向き、また背を向けて仰向けになり、何度も寝返りを繰り返していつしか規則的な寝息が聞こえ、ようやくこの日もおっぱいを我慢して眠ることに成功したのでした。
そして・・・。
この日、コッコが夜泣きをすることはありませんでした。
1年以上の長きに渡る夜中の授乳の習慣故に、私は夜中に何度か目が覚めたり、コッコが寝返りではない、何か布団の端に手を置き所在なげに動かすような意思的な動きをする気配を感じたりもしたのですが、寝たふりで様子を伺っているうちにお互いいつの間にか眠っていたようです。
コッコが産まれて1年ともうすぐ4ヶ月を迎えますが、2~3ヶ月くらいのときに一度だけ夜中に泣きもせず朝まで眠り続けたことがありましたが、その例外を除くと実に1年以上ぶりに朝まで眠ることができたのでした。
ただし、この夜は胸の張りや痛みを避けるためにアイスノンを胸に抱えて寝ていたため体が冷えたのか、肩が尋常ではない凝りに見舞われた他、胃より斜め上の内臓あたりが攣るような痛みを抱えるハメになってしまいました。
せっかくコッコが眠ってくれているから・・・と何とか楽な体勢を探して頑張って寝たものの、夜中何度か目が覚める度に肩と内蔵の攣るような痛みに襲われて、体はあまり休まった気がしないまま朝を迎えました。
結局夕方近くまで調子が悪かったのですが、朝まで休めたという気分的な爽快感だけは格別なものでした。
胸の張りや痛みは冷やすと良いと言いますが、やっぱり冷やしすぎは毒ですね。
ちなみにこの日から胸の張りはピークを越えたようで、今まで朝と夜1回ずつ搾乳していたのが夜1回で済むようになりました。
先に断乳経験を経た友人にも3日目あたりがピークということを聞いたので、辛いのは3~4日くらいということでしょうか。
くれぐれも冷やしすぎにはご注意下さい。
断乳 3日目
断乳3日目。
この日も和室で寝かしつけ。
前日がとても楽だったので、この日もそれを期待していたのですが、3日目は寝つきこそよかったものの、夜泣きが酷かったです。
抱っこしていると泣き止んでくれるのに、眠ったと思って布団に置くと泣き出します。
なので布団に置いて様子を見、しばらく泣かず寝息も穏やかになったのを見届けてから、私が布団に潜るとその瞬間、ふえぇぇぇぇん!!と泣き出すのです。
それを3時間ほど繰り返したでしょうか・・・。
最後はどうやって寝たのかよく覚えてないほどです。
やっぱりまだ断乳は完了していなかったのだなあ、と自分の甘さに項垂れた1日でした。
胸の張りはまだ痛いほどでしたが、冷やすと楽になるのでずっと冷やしておりました。
昼間に産院に電話して、母乳指導の助産婦さんに断乳中のケアについてお聞きしました。
● 搾乳は、溢れる分(辛い分)だけ搾る
● 水分摂取を控える
● 脇の下(乳房寄り)を冷やす。
だそうです。
また別にネットで調べると、多少プロセスや手順に差異がありましたが、概要としてはこの3点のようですね。
とにかく、溜まっている分全てを搾りきらずに、楽になる分だけ搾るのを繰り返すしかなさそうです。
また搾るときは乳首にあまり刺激を与えないように、とも言われました。
自分の感覚では、乳輪と乳房の境あたりを押してやると、一番勢い良く搾乳できるように感じました。
また冷やしていると胸の張りは楽になるのですが(母乳の生産が抑えられる感じがします)、体を冷やしすぎるのは良くないと思います。
私はこの翌日に冷やしすぎて大変な目に遭いました。
断乳 2日目
断乳して2日目。
ねんねしようか、というと相変わらず寝室の方へ向かおうとするコッコ。
やっぱりまだおっぱいは忘れていないようなので、前日と同じ和室で寝ることにしました。
特に愚図ることもなく、抱っこしてゆらゆらしていると頭を私の胸に預けてきて大人しくしているので、今布団に置いても寝てくれるのではないかと思って、まだ眠ってはいなかったけれど布団に寝かせてみました。
この日も寝かせるのが23時頃と遅くなっていたので娘自身眠かったのもあるのだと思いますが、布団に置いても大人しく寝ていました。
横に添い寝してしばらく様子を伺っていると、そのうち目を閉じて眠ってしまいました。
そしてその日も1日目同様、夜中に2度ほど起きて泣いたのですが、抱きしめてトントンと背中を叩いてやるとすぐに落ち着き、目を閉じてから横抱きして20分ほど抱いたままでいると、体を捻って腕から逃れたいような動きをしたため布団に置くとそのまま寝てしまいました。
あまりの寝つきの良さに気の早い私は、昨日で断乳が成功したのかと思ったほどです。
ちなみに胸の張りは依然継続中で、 朝の9時に50ccほど抜いた後、夜の9時にまた同量抜き、更に夜中に胸の張りで眠れなくなるのが嫌だったので12時前にも少し搾りました。
断乳 1日目
土曜日、朝起きてからも目覚めのおっぱいを欲しがり、あげるつもりはなかったのですが、あまりに泣くので今度こそこれが最後と言い聞かせ与えました。
『こんなことで大丈夫か、私・・・』
と思いつつも、まあ最大の難関はおっぱいなしで眠れるかどうかなので夜からでいいかな・・・と。
お昼寝はというと、この日は仕事で仕事場に行かなければならず、ちょっと立て込んでいたのでコッコを義母に預けたのでした。
私と2人の時は寝るときにおっぱいが必要なコッコですが、大好きな義母と一緒のときはおっぱいのことも忘れるようでいつも上機嫌で遊んでいますし、昼寝も抱っこで寝ているようです。
なのでとりあえず昼寝はクリア。
いよいよ試練の夜がやってきました。
いつもの寝室は授乳室と化しているため、一時的に寝室を変えようということで、和室に布団を敷いて準備しました。
「ねんねしようか」
と言うと、いつものように寝室の方へ私の手を引いて行こうとしたのを抱っこで阻止し、和室で寝かしつけを試みました。
最初きょとんとしていたコッコも、どうやらおっぱいなしで寝かされようとしているのを感じたのか、少し泣いてしまいましたが、仕事が終わった後に義父の誕生日プレゼントを買いにデパートに行ったりしていて、結局寝かしつけが12時近くになってしまったからか、30分ほど抱っこしてユラユラしているうちに寝付いてしまい、あまりのあっけなさに拍子抜けした位でした。
ただやっぱり夜中に起きたときが大変で、立って抱っこしてゆらゆらしていないと泣いてしまうため、途中でトイレに行きたくなったのを我慢したり、胸が張ってきても痛みに耐えながら抱っこしたりと、少し辛いこともありましたが、それでも以前のように抱っこしていても泣き喚くわけではなく、絶えず抱っこしてやっていればコッコも時々しゃくりあげるものの、じっと我慢している様子でしたので、比較的気が楽ではありました。
ただ、私がいなければおっぱいなしでも諦めて夫の寝かしつけでも眠るコッコですが、私がいてもおっぱいなしで寝てくれないと断乳にならないので、出来るだけ夫に頼らず、私が乗り越えるべき壁と心得て臨んだのですが、やっぱり愚図り続ける娘を2時間も抱き続けていると、隣でスコースコーと寝ている夫に腹が立ってきて蹴りたくなってくるものです。
最近は育児も随分楽になったので喉元過ぎればなんとやらですっかり忘れていたのですが、そういえばコッコが産まれてしばらくは・・・なかなか寝てくれず大変な思いをしたことと同時に今回と同様の、スヤスヤ眠る夫への憎しみも思い出したのでした(笑)
この日の夜泣きは2回。
1回は抱っこして20分ほどで寝付いたものの、2回目の夜泣きが結構長くて、結局2時間ほど。
ただしずっと泣き続けるわけではなく、抱っこしていれば落ち着く程度です。
ただし寝付くまでに2時間あったので、途中トイレに行くときと、胸が張ってどうしても耐え切れなくなったときに20~30分ほど夫に抱っこを代わってもらって抜けました。
一頃に比べると少なくなった母乳ですが、やはり1日中吸わせずいると夜中にはパンパンになってしまいます。
あまり搾乳してもまた母乳が製造されていたちごっこになるし、何より搾乳するのも結構しんどい作業なので、とりあえず50ccほど抜きました。
断乳 前夜
断乳する日は、過去の例から考えてコッコが何時間も泣き続け、私も夫も夜まともに眠れない可能性が強かったため、翌日が休みの日がいいと思って、土曜日の晩に断乳を決行することにしました。
公園でお話した方に会ったのが木曜日。
断乳しようと決断し、決行するまで1日しか残されていなかったので、私自身も急な話で戸惑いがあったものの、これを来週に延ばしては私の決意が揺らぐような気がして・・・。
今となってはもっとちゃんと噛み締めるように、最後の授乳を楽しめばよかったな・・・と思います。
金曜日。
「今日でおっぱいおしまいよ。明日からおっぱいなしで寝ようね。」
昼間から度々こういう風に話しかけていました。
「ね。」
と念を押すと、
「ねっ、ねっ、ねっ」
と何度もうなずくコッコ。
以前から「ね。」と言うと、「ねっ、ねっ、ねっ」と鸚鵡返しのように繰り返していたコッコ。
私や夫との言葉遊びのようなものでしたが、この日の言い聞かせにも同じように答えていたので、多分意味は理解してないのだろうなあと夫と苦笑いしていました。
夕方にも昼間と同じように言い聞かせ。
けれど、夕方は話を逸らすように、きゃははと笑いながらおもちゃの方に興味を示して私のほうを見ようとはしませんでした。
何かただならぬ様子を察していたのかも・・・。
そして夜の寝かしつけ。
「コッコ、ねんねしよっか」
と言うと、娘はいつものように授乳室と化した寝室に私の手を引いて先導していきました。
自分の布団に倒れこむと、これまたいつものようにワクワクした目でおっぱいを待ち私を見つめます。
ふと、明日のことが頭をよぎりました。
やっぱり明日も以前と同じように泣き喚いて挫折してしまうのかなあ・・・と自信がなくなったものの、ちょっと予行演習を兼ねておっぱいをお預けしてみようかと思い、私も布団に潜ったまましばらく放置。
すると予想通り、コッコは癇癪を起こして泣き出しました。
抱き上げてしばらくあやすも、反り返って泣き続けどうにもなりません。
こりゃ、明日は相当覚悟しておかないと・・・。
そう思いながら
「はい、じゃあ今日でおっぱいバイバイだよ。これが最後のおっぱいだからね。」
と言いながらおっぱいを差し出すと、聞いているのかいないのか、一心不乱におっぱいにかぶりついて吸いつきました。
そしてすぐに口を離して私の目をじっと見つめてきました。
元々はこんな癖はなかったのですが、ここ数日どうしたわけか、一口おっぱいを含むとすぐに離れて私と目を合わせ、そしてまた含み、離れて目を見つめ・・・時折「ちょこり」とか「てぃころ」とか、意味の判らない言葉で話しかけ、それを数回繰り返してから本格的に吸いはじめやがて眠りの方へ移行するのでした。
睦言のようなこのやり取りや、ほっとしたような満足したような、そんな無心におっぱいを吸い続けるコッコの顔を、私にとってもこれが最後なんだなと思いながら見つめ、産まれたときから吸わせ続けたこの1年と3ヶ月強に思いを馳せておりました。
断乳にしろ卒乳にしろ、大人になっても母乳を飲んでる人はいませんから、遅かれ早かれいつかは避けては通れない道で、今回の断乳が成功しても失敗しても、いずれは乗り越えなければならない気持ちです。
でも成長のためのステップのひとつですから喜ぶべきことでもある反面、一抹の寂しさも否めません。
これと似たような気持ちを、私はコッコが生後1ヶ月くらいの時に感じたことがあります。
私は母乳に対して強い思い入れはそんなになく、単に妊娠で16kgも増えてしまった体重を落としたいが一心で完母に拘っていたくらい自己中心的な理由で母乳をあげていました。
母乳の方が免疫がつくとか言われたりもしますけど、私自身はミルクで育っていたので、ミルクでも充分丈夫な体ができることは身を持って知っていましたし、何よりミルクの方が甘い分、与え終わった後の子供から漂ってくるあの甘い香りがとても好きだったので、完母に足りるくらい母乳が出てきたときも、なんとなく寂しい気持ちがありました。(でも結局母乳ダイエットしたい気持ちの方が切実でした。)
でもあの時はミルクをやめても母乳が残っていましたが、今回が成功すると赤ちゃんからまた一歩遠ざかるんだなあ・・・と思うと、嬉しいような寂しいような、まあ結局親のエゴ以外の何物でもない感情なのでしょうけれど・・・。
それから夜中に2度ほど起きて、その度に
「これでおっぱい最後だよ。わかってるね?」
と念を押しながらおっぱいを与えました。
過去2回断乳を試みていますが、このような言い聞かせは今回が初めて。
理解しているとは思えませんでしたが、とにかく都度言い聞かせてから与え、そして朝を迎えました。
おっぱいは右も左もすっかりからっぽ。
見るもみすぼらしい貧乳になっていました。
断乳 きっかけ
先に書いたように、もともとそろそろ断乳しなきゃなあ・・・と思っていたのですが、過去2度も失敗していたのでなかなか自信が持てずにズルズルおっぱいを与える日々でした。
ただ授乳はもう昼と夜の寝かしつけくらいにしかしていなかったし、何よりおっぱいはこれひとつで大人しく眠らせられる便利なツールでもあったので、需要と供給の双方のニーズに合っていたというのもありました。
そのニーズのバランスが崩れだしたのが11月末あたり。
嘔吐下痢でほとんど何も食べられない日が数日続き、おっぱいなら吐かずに摂取できるくらいの症状に落ち着いたあたりから、おっぱいの回数が普段より少し増えました。
今まで昼寝と夜の寝かしつけ、夜中に泣いたときの寝かしつけだけに与えていたおっぱいですが、昼寝から起きたときや朝起きたときにもおっぱいを欲しがり、昼や夜の寝かしつけについても、寝つきが悪くなり、おっぱいを無駄に吸い続ける状態で、私はほとんど眠れなくなるし、母乳もほとんど出ない状態になっても吸われるために乳首には刺すような痛みを伴うようになり、苦痛に感じ始めていました。
それでもこの時期でなければひたすら我慢していたかもしれません。
でも12月になり溜まっていた仕事をやっつけなければならなくなり、コッコの昼寝に合わせて自分も仮眠を取れる状況ではなくなり・・・。
昼寝したいわけでもないのに、おっぱいが欲しいがために私の手を引いて寝室に連れて行こうとするコッコの気を紛らわせるために公園へ連れ出した日、同じ月齢のお子さんを伴ったお母さんが来ていて、初対面だったのですが、子供の月齢も近いことや他に人がいなかったりしたため、子供を遊ばせながら少しお話して、おっぱいのことを話題にしてみるとその方は最近思い切って断乳したそうで・・・。
よく聞くように断乳すると夜ぐっすり朝まで寝てくれるようになるとのこと。
いいな。
夜一度も途中で起こされず朝までぐっすり眠るなんて、一体いつからしていないだろう。
妊娠中も不眠になったりで眠れない日が多かったから、もう2年近く朝までノンストップで寝るなんてしてない気がする。
いいな。
夜から朝までぐっすり眠れたら、少なくとも今よりは家事も一つくらい多くできそうな気がする。
いいな・・・断乳、もう一度やってみようかな・・・。
それが断乳決行の前々日のことでした。
