前回（2018年7月）に引き続き、今回も参戦させて頂きました。

◾️Vol.1の模様はこちらで。

今回は開催直前に「あること」が起きてしまい（各自調査）、出場者に変更があったが、結果オーライ。代役となった新日本プロレスにレギュラー参戦中のKAIENTAI DOJO所属・吉田綾斗選手の“引き” が強く、女性参加者が激増。Vol.1と比べ、圧倒的な女子率（9:1）での開催となった。

詳細については、有料イベントなので割愛しておくが（カクトウログさんやジャスト日本さんのブログでご確認下さい）、特に気になった発言のみ抜粋しておきたい。

【秋山準との「試合成立」についての論争】

※当ブログでも取り上げてます。

◆ジャイアント馬場とアントニオ猪木の代理戦争〜秋山準と鈴木秀樹の公開討論

https://ameblo.jp/daiaryofamadman/entry-12354295024.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=39f491e13a5943328084a815fc2546e0

鈴木秀樹：団体は自信を持ってカードを発表し、それでチケットを販売しているのだから、カードを発表した時点で「成立」ですよ。

試合後に、お客さんを満足させられなかったから「成立していない」なんて、かえってお客さんに失礼な話。後出しジャンケンじゃないですか。

自分は藤田（和之）さんと（ケンドー・）カシンに教わったから、基本的に新日本プロレスのスタイル。“やったもん勝ち” なんですね、発想が。だから、根本的に（秋山の）全日本プロレスのスタイル・考え方とは合わない。

（その後、「大プロレス飲み会」の席で、全日本プロレスとの“ある因縁” が語られ、根の深いイデオロギー闘争だということが明らかになった。個人的に諏訪魔との絡みが観たかったのだが、実現は不可能なのか⁉︎）

【プロレスのスタイルについて】

鈴木秀樹：私はよく「キャッチ・アズ・キャッチ・キャンのスタイルですね」と言われたりするのですが、意識してそういうスタイルにしているのではなく、必死にやっていたら、そう言われるようになっただけ。

例えばジョシュ・バーネットやデイビーボーイ・スミス（ジュニア）は、やりたくてやっているし、これを観てもらいたいと思ってやっている。私も以前はそういう面もあったが、フリーになったらそんなことは言ってられなくなった。

たぶんトップレスラーは皆そうで、「あの選手はこういうスタイル」というのはやっていくうちに後からついてくるもの。スタイルで人を見るのではなく、人を観て「この人はこういうスタイルなんだな」と分かるようになるんじゃないですかね。

吉田綾斗：1つのスタイルに囚われたくないんですよね。こうなりたい、じゃなくて、いろいろやってみたい。

鈴木秀樹：ケニー・オメガのスタイルですか？

嫌いです（即答）。

でも、是か非か、と言われたら「是」です。東京ドームのメインでやっている。自分より高いステージにいる人を否定してしまったら、そこで終わりですよ。

確かに嫌いですけど、試合が組まれればもちろんやります。嫌いでも「是」でなければプロとは言えないんじゃないですかね。嫌なのは、多くの人はその選手のスタイルが嫌いだと「否」になって試合をしないことです。だから藤田さんやカシン、自分は試合が組まれない（笑）。

自分に今のプロレスを否定してもらいたい人が多いみたいなんですけど、自分は今のプロレスも好きですよ。

かように饒舌な鈴木選手は完全にトークショーをリード。某M選手（復帰前だから元選手？）やT選手の話題を積極的に語ったり、立場上言葉に詰まる吉田選手をイジったり、お約束の関本大介ネタ、グレート小鹿あるあるなど、縦横無尽にトークを構築していた。

脱線し過ぎ、本音を語り過ぎで司会からストップを何度もかけられたりもしたが、参加者にとってはかなりお得な内容だったと言える。是非、また話を聞きたいと思わせてくれる選手だ。

一方の吉田選手。本稿ではあまり触れていないが、鈴木選手の挑発や揶揄にも乗らずにしっかりと自分の信念を語る姿には好感が持てた。これでは女性に人気が出るのも当然。私もいっぺんにファンになった。

時間の都合で飲み会にはわずかな時間しか参加出来なかったにも関わらず、終始笑顔を欠かさず、ファンサービスに務める姿は“爽やか” という言葉すら生温いほど。帰り際に「新日本だけじゃなくKAIENTAI DOJOもよろしくお願いします！」と頭を下げていた姿が今も目に焼き付いている。

正直、TAKA選手の話を聞いてみたかったというのが本音で少しガッカリしていたのだが、終わってみれば吉田選手の起用は大正解。運営のファインプレーと言えるのではないか。

新日本でものし上がって欲しいし、おそらく将来は「あっち」に行くことを夢見ているだろうから、頑張ってもらいたいものだ。

MCのジャスト日本さんは、緊張からか早口になり、ほとんどが何を言っているか聞き取りづらかったのが残念だが、概ね大役をうまくこなしていたと思う。

秋山準との論争の続きを引き出したのは天晴れ。強いて言うなら、「ケニーのスタイルのどこが嫌いか、何故嫌いなのか」をもっと掘り下げて欲しかったかな。

深夜の大延長戦で「大飲み会」等へのダメ出し・・・いや愛ある提案を喰らった・・・いや戴いたらしき旨、延長戦実行委員長の高倉仮面さんから伺ったが、また次回に生かせばいいだけのこと。

かのアントニオ猪木は、両国国技館での暴動の際（TPGの時）、「社長、お客さんに謝って下さい」と言われ、「バカヤロー、俺が謝ったら次から客は来ないぞ。お客が期待したものにならなかったからと謝っていたらお客に媚びることになる。だから俺は謝らん」と言ったという。（『KAMINOGE』83 〜栗栖正信・変態座談会より）

まぁ、でも今回は謝っといた方がいいかもね（嘘）。

「どうってことねえよ！ @アントニオ猪木」の精神でこれからも突き進んで下さい。

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ジャスト日本さんのイベント＆飲み会参戦記 Vol.2 （写真追加）