プチ断食って腸に良いの? | 美腸セラピースクールBlog

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2007年に「美腸セラピー専門店」をスタート。これまでに様々な不調の方を腸から癒してきました。その実績からくる技術と理論を「美腸セラピスト養成講座」で教えています。


美腸セラピー専門店である当店のお客様から「プチ断食」について質問されることも多いので、本日は、そのメリット・デメリットを、お話しします。まず、テレビ等でよく言われている「プチ断食」のメリットと言えば・・・

 

 ①ダイエットに良い

 ②腸を休める

 ③宿便がとれる

 

というものだと思います。では、この3点から見ていきましょう。

 

 

  ①ダイエットに良い?

 

プチ断食で、ダイエットできる、と言われるのは食事を摂らないことで、カラダが飢餓状態に入り、それまでに蓄えていた脂肪を燃やすから痩せる!というものですが、これで一時的に痩せたとしても、じつは長い目でみれば、まったくの逆効果となります。

 

まず、食べない事で、飢餓状態が何度もつづけば、カラダは飢餓状態に備えて、どんどん脂肪を蓄えようとするため、結局は、太りやすいカラダになります

 

さらに、食べたり食べなかったりで、腸も弱るし、ちゃんと栄養が入ってこなければ、筋肉を維持することすら出来なくなって、必要な筋肉も衰えてしまう。

 

また、筋肉量が減って代謝が悪くなってくると、余計に脂肪を燃焼しにくくなるし、熱量が減ると慢性的な冷え性になったりもします。そう考えると、この「プチ断食」って本当に「ダイエットに良い」の?と考えてしまいますね。

 

こんな安易なダイエットがキッカケで体調を崩してしまう人も多いので、皆さんは本当に注意してくださいね。

 

 

  ②腸を休める?

 

次に、腸を休めるには「プチ断食」が良いと思っている方へ、お伝えしたいのは、そんなことをしなくても、腸は夕食後にちゃんと休んでいるんですよ、という事です。

 

例えば、18~19時に夕食を食べたなら、夜中1時位には、空腹状態となりますがこの時に腸も休めている、というわけです。この時の状態を代謝サイクルで考えると、夕食をたべて、カラダを作る材料を補給して、その後(夜中)に、その材料を使って、カラダを修理(代謝)していくのです。

 

そのため、夜遅くに食事をすると、本当なら腸が休んでいる時間に腸を働かしますから、腸へ負担をかけてしまい、腸が弱るのです。また、代謝の時間に消化の仕事をさせることで代謝する時間も奪うため、疲れやすくなったり、太りやすい身体にもなってしまいます。

 

 

  ②-2朝食を抜く負担

 

他にも、「朝食を抜く」断食なんていうのも問題が多く、これから身体を始動させる一番エネルギーが欲しい時に栄養が入ってこないため、飢餓状態になってしまいます。そのため、一時的に体重は減るかもしれませんが毎朝、飢餓状態になることがわかっているカラダは栄養を蓄える様になり、太りやすい身体となります。

 

さらに、朝食を食べないと、朝の排泄に重要な結腸反射が行われず、大腸内に腐敗した便を溜めてしまう習慣性便秘にもなることもあります。そんな生活リズムの乱れによる排便トラブルも現在の女性のがん発生部1位が「大腸がん」という結果に繋がっていると言えるでしょう。

 

そう考えると、「プチ断食」なんかするよりもキチンと3食を食べて、夜遅くには食べない、そして、腹八分目を心がける、ということが腸には一番良い。と言えますね。

 

 

  ③宿便がとれる?

 

そして、よく耳にする「宿便」という言葉ですが、これは、大腸の壁に便がこびりついている、というイメージでお話されているのだと思いますが、そもそも大腸の壁には、便を滑りやすくする粘膜があり、通常なら、この粘膜も定期的に剥がれ落ちるものなので、便が大腸の壁にこびりつくことは無い、とされています。

 

そのため、この「宿便」っていうのは当然、医学的にも認められていませんし、我々、美腸セラピストも、宿便なんて言いません。だから、この「宿便」という言葉を頻繁に使っているお店があれば、「便」だけに、うさん臭いお店なのかもしれませんね。

 

では、大腸に溜まっている便って何でしょうか?例えば、大腸へ溜まっている便は「滞留便」と言い、肛門側へ向かって流れている過程の便をさしますが別に壁へこびりついているわけでもありません。

 

 

  ③-2増えている大腸憩室

 

それでも、大腸の壁に便がくっつく状態を考えるなら、それは大腸の壁に袋が出来て、そこに便が入り込んだ「大腸憩室症」という、また別の症状が考えられます。

 

たしかに最近は「大腸憩室炎」で悩む人も増えていますが、その原因は、弱っている腸管内に、食の欧米化により硬くなった便をギュっと詰め込み、ストレスが掛かった時に腸をギューって締めつけると、弱った腸管が硬い便に負けて、ぷくっと袋が出来て、そこに便が溜まり、腐って炎症するというもの。

 

その予防には、もちろん食事を見直すことや、便に負けてしまうような弱った腸を鍛えること、さらに、心の反応を受けやすく緊張しやすい腸をやさしくほぐしていき、心と腸の距離を離していく、そんな腸をトレーニングしてあげるのが良いですよね。

 

その腸のトレーニングこそ、美腸セラピーの作用です。その不調を「本気でなんとかしたい!」なら美腸セラピーで、腸のトレーニングを始めましょう。皆様の全国からのご来店を心よりお待ちしています。

 

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美腸セラピースクール

NPO法人健康増進技術協会

理事長 松下

 

 

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※美腸セラピーは、あくまでも「予防療法」であり、「医療行為」ではありません。施術により直接的に病状や疾患の改善および完治を目的とするものではなく、人が本来持つ自己治癒力を高めることで、健康維持・増進を目指すものです。