「昇段審査には品と格も必要ですよ」


と言われたことがあります。


そんなこと言われても自分は下品で格下だしなぁ、と思いつつ、そもそも品と格ってなんやねんと時々考えています。


とりあえず、自分に自信を持って堂々と技を出す姿勢や構えを総合して格とか品というのかなーと今のところの答えは一応出しているのですが、格について最近また少し気がついたことがあります。



これから初段を受けようとしている人とか、中心を取ることに頓着がない人を相手に構えていると


なんか打たれる気がしないから気持ちに余裕があるなぁ


となって、実際打ち合っても割とやりたいように打ったり捌いたりできます。


しかし5段以上をお持ちの先生方相手だと、向かって構えているだけで


うわーめっちゃ打たれそう!打っても当たんなさそう!


となって、実際そうなってしまいます。



この辺の実力差からくる振る舞いが格で、結局実力に裏付けされたものだから心の持ちようだけでどうこうできるものではないのかなぁと。


しかしこの、向かって構えるだけである程度実力がわかる気がするのは楽しいですね。格上の人との実力差ははっきりしないけど、格下の人との差はある程度わかるわかるのも不思議。自分が通ってきた道だからかな?