当ブログでは “ テキサス・チェーンソー・マサカー ” と勝手に呼ばせて頂いている ^ バージル・オルティス 最新試合はWBOインタータイトルマッチ。 相手はウェルター転級初戦の元WBO世界王者 モーリス・フッカー です。 世界レベルの相手という点でも興味深すぎる一戦。
▼ バージル・オルティス vs モーリス・フッカー
オルティスが いつもよりは慎重な立ち回りでオンガードもキツめに保っているのが見て取れますが、 ゆったりしたプレスから無駄のない足取り → 超強打の流れは普段通り。 フッカーも元世界王者だけに抗いますが、 フラナガン戦のようなバックギアを取る事もなく、 やや正面から対抗する形に終始し、 展開的にはラミレス戦と同じ展開に陥ってしまっています。
オルティスは元トップアマらしく、 暴虐ファイト以外にも しっかりしたレンジキープのボクサーファイトを取る休憩Rも作り、 プラン通りにフッカーを削っている印象。 5Rには完全に距離を合わせ、 ガードスワイプも混ぜながらフッカーを連打に捕らえる ( ここでもフッカーは正面から対抗し徒にダメージを蓄積させてしまう。 )
6Rには、 ワンツー左アッパー右ストレートワンツーと矢継ぎ早に叩き込みパーフェクトなダウンを奪うオルティス ! 続く 7R、 左ボディからの強烈右フックで見事なフィニッシュ ! 元世界王者相手に文句無しのKO勝利を挙げてみせました。
しかしながら これで実力測定が為されたのかと問われれば それは “ 否 ” であり、 スーパーライトならまだしも、 ウェルターでの世界ランキング2位というのは些か性急に過ぎるのかと。 フッカーは最早世界戦線には絡めるレベルに無いし、 オルティスがカバリアウスカスやマイキー、 ポーターらを相手にフィジカル負けしないかどうかは まだまだ測れません。
オルティスからしたらインタビュー通り手っ取り早くクロフォードに辿り着きたいというのが心情でしょうけどね … 4月に行なわれる リピネッツ vs エニス 、 この勝者と一戦交えるような機会があれば、 オルティスのウェルター級での実力が完全に測定出来るでしょう。 … さてさて … 本日の最後はオルティスの意外な趣味の御披露 … で お別れです ^ … ↓ ↓ ↓
▼ 鍵盤 & ギターが得意なオルティス ♪
◎ 結果:オルティス 7R TKO勝利