ティム・ジュー vs ラリー・シウ | R I N G C H E C K !

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打撃系格闘技の練習や試合についてのブログでしたが、
現在は海外ボクシングとムエタイの記事が中心です。
知り合い・近親者向けに書いています。




レミューやらアンカハスはじめ大小沢山の試合があり、ちょこちょこ観てはいるのですが、 ここの所忙しくて書く暇がありません … 。ビッグマッチは他の方に任せて、個人的に気になったこの試合を。





▼ ティム・ジュー vs ラリー・シウ






コスタヤ・ジューの息子 、ティム。これまでも何試合か見ていますが、ここ数戦で一気に凄みを増している印象。どこか父の姿を感じる事が出来る戦いぶりです。




階級もフレームも父より一回り大きく、骨盤設定も父よりやや前傾 ( なので構えとしては若干後傾となる ) ですが、上体を柔らかく左右に振りながらの足取りなどは父そっくりです。




各パンチそれぞれ強烈で、ラストの右ストレートも左リードを触覚として伸ばしたまま交換する打法に見え … それこそ父を彷彿させる物として捉える事も出来ましたが … 個人的にはティムの右ストレートに関しては、父のレベルには全く達していないと思います。よく見ればラストの一発も全てのセットが雑な物で、このレベルの相手には当たりましたが、上のレベルではまだ通用しないでしょう。試合序盤中盤に放った物に関しても、ノーモーションでの軸の置き方など、まだまだ中途半端で、右ストレートでのクリーンエフェクティブヒットは少なかったです。右ストレートに関しては、もっともっと父を研究して近付くべきですね ^




ワンバックステップしての左フックカウンターなどは打法からして父を彷彿とさせる物でしたし、ボディショットなども迫力があり角度も絶妙でした。そして、最も素晴らしいのが右アッパー。このパンチに関しては、前進と制動を最大公約数的に活かせる挙動・回路を自身で掴んでいるパンチだと思います。この右アッパーはティムの代名詞となりそうなパンチですね。











やはり親子で顔も似てますよね~。父のスタイルを模倣する必要はありませんが、ファンとしてはやっぱり共通項を探してしまうんですよね … 。




試合を重ねる毎に凄みは増している印象がありますので、今後は父のような爆発力や、スケール感あるファイトが観てみたいですね!