ランセス・バルテレミーの弟、
レドゥアン・バルテレミーの8回戦、
無敗ながら戦歴のほとんどはジャーニーマン相手、
今回が初めて勝率の良い相手との対決です。
▼ レドゥアン・バルテレミー vs リカルド・ヌネス
背格好やフォーム、叫びながらパンチを打つ所など、
表面的には兄に似ているのですが、
その実は、凡庸な普通の選手のように見えます。
今回が特別 調子が悪かったのかもしれませんが …
バルテレミーの弟とは思えないほどスリックさが無い。
L字ガードで、あれだけ被弾していたら全く意味が無いです。
自身の能力と志すボクシングがフィットしていない。
兄のような幅のボクシングは彼には向いていない。
もっとしっかりオンガードで規則正しく右ジャブを突き、
長い左ストレート、ワンツー、接近時は畳んでアッパーフック、
自身のリーチを活かし梃子使いした強打で主導権を握るような、
正当的サウスポーボクサーファイター型の方が合っていると思う。
その為に下半身を鍛え直し、不安定な足腰から矯正すべき。
この試合、 バルテレミー弟は 明らかに負けていました。
TV中継のアンオフィシャル途中採点を ご覧下さい ↓
私もこれに近い点差は確実に付いていると感じてました。
フルR終了した時点で 100% ヌネスの勝利だと思いました。
しかし 結果はバルテレミー弟の判定勝ち。
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選手本人に罪は無いのかもしれませんが、
ヌネスの心境を思うと腑が煮えくり返る。
彼がどのような修練や減量を潜り抜けて
この一戦を迎えたか、想像して下さい。
私は守られている選手が嫌いです。