1月のクンルンファイト37の再戦。
クンルンファイト70㎏トーナメントのベスト8戦です。
1月の試合ではシッティチャイがスーパーボンのミドルをスウェーして、
カウンターの右フック一発でスーパーボンをKO
この試合を見た時は両者の間に実力差を感じましたが、
その後のスーパーボン、クンルンファイト48にて、
昨年 兄弟子ブアカーオを血祭りにして名を上げた
ハヤル・ジャニエフを終始圧倒し最後は見事ハイキックでKOして
現在は かなりの上り調子で来ています。
▼ シッティチャイ vs スーパーボン
兄弟子ブアカーオと比べると、
ムエタイ的所作の美しさには乏しいスーパーボンですが、
ナチュラルなフレームから来るフィジカルの強さは特筆もので、
チャイスーもあり、ガンガン攻撃を振るっていく姿は小気味良い。
前回よりも自信に満ち溢れた様子のスーパーボン、
戦術幅も大幅に広がってました。
常にスーパーボンに主導権を握られ、
押され気味のシッティチャイ、
最終回はポイントを奪い返したい所ですが、
スーパーボンは前に出てくるシッティチャイに対し、
軽い左フックと同時にシッティチャイの右サイドへ。
アングルチェンジからのアタックで混乱を誘う。
焦って左ミドルを蹴ってくるシッティチャイに対して、
スーパーボンは狙いすました キャッチ&スウィープ
これが面白いくらいに嵌まって、
蹴る度に こかされるシッティチャイ。
ここまではっきりとした劣勢を見せたのは 数年ぶりでは。
スーパーボンは世界最強の相手に完全勝利しながらも、
まだまだ今後の伸び代を感じさせる内容。
これから更に更に化けていく選手でしょう。
※ スーパーボンの兄弟子である 、
ブアカーオもサルバドールとの大一番
結果は前回同様、
ブアカーオが僅差の判定で勝利しております。