杖なし歩行になったけど


去年の8月に杖なし歩行になったのですが、実は例外として電車に乗るときは杖をついていました。

確かに杖なし歩行に慣れてきたけど電車に乗るときはどうしても杖は手放せませんでした。

自分の中でまだ多少の不安があったのだと思います。

でもいつかは電車にのる時だって杖なしにしてもいいなあ・・・と思っていたけど、そのいつかを自分の中できめることができませんでした。


いきなりやってきたそのチャンス


今日は一ヶ月前から出かけると決めていた日です。

週間予報で雨という予報が出ていました。

傘をさして歩けるようになった今は、出かけることを中止にしないでも大丈夫になっていたので傘をもって出かけました。

片手しか使えない今、傘を持てば杖は持てず・・・自然と杖なしを選択することになりました。

電車に乗った時間帯がラッシュ時間帯ではなかったので特に怖い思いをすることなく、どうにか杖なしでもいけるという自信をもてました


ただ・・・


杖を持っているというのは周りの人に健常者でないことを知らせるツールなんですよね。

杖なしだとパッと見普通の人に見えちゃう分、ちょっとした誤解を招いてしまうんだなあと思った出来事がありました。

エスカレーターに乗ったのですが、関東地方ではエスカレーターの左側に立ち右側はあけるという暗黙の了解があります。左手が使えない私はどうしてもエスカレーターの手すりベルトを右手でつかむことになります。

いつもは右側に立ったら少しずつ左側に移動し最終的に左側に立つようにしているのですが今日は移動しようとしたらつまずきそうになったのでわざと移動せずにその場所に立っていました。

そうしたら後ろからおばさまが「ちょっと!あんた!左側に立ちなさいよ!まったく邪魔なんだから」と大きな声で怒鳴られてしまいました。

危ないと思ったら無理やり動いたらかえって周りの人に迷惑だし・・・とは思うけど、杖なしでの歩行を選んだんだからもっとちゃんと周りの人に迷惑をかけないようにしないといけないなと反省しました。

もっとバランスが取れるように練習するのと、危ないならエスカレーターでなくエレベーターを使うようにするべきでした。

本当に反省・・・の一日でした。