債務整理の仕事もしていますが、圧倒的に多いのが自己破産申請の書類作成です。収入にも依りますが、債権額が100万円を超える状況になると、なかなか弁済するのは難しいと思います。債権者と交渉して分割払いにするのですが、債権者が認めてくれる弁済期間は最大でも5年です。

 

という事は最大60回の分割払いです。例えば債務が120万円あると、月額は2万円になります。私の所に相談に来る依頼者は、ほとんどが収入が少なく、月収10万円位の方が多いです。その中から家賃や食費といった、どうしても必要な支出がありますから、とても2万円は返せません。

 

という状況なのですが、最近、相談に来られた方は「何とか弁済したい。」という意向でした。家計の状況もお聞きして、月額2万円以内の弁済額であれば、何とかできそうだという事でしたので、債権者と個別交渉しました。

 

債権者側の請求に対して、「債務不履行に陥った時以降の利息、損害金は払わない、」というスタンスで交渉した事は先のブログで述べた通りです。債権者の3社ともこれでまとまりました。

 

続任意整理 | 仲井雅光(dachshund)のブログ (ameblo.jp)

 

このうち2社は和解書を送って来るというので、書類が来たら署名押印して和解契約成立です。ところが変な債権者が1社ありました。「和解書を債務者側で作って郵送で送ってくれ」と言うんですね。でもこちらで作成した和解案が適切でなければ、修正する必要があります。時間の無駄を省くために「和解書に記載する必要な事項を、事前に示して欲しい」と要求したのですが、返事が来ない。今日、業を煮やして電話したら、やっと対応してくれました。いやあ、疲れます。(笑) でもまあ、この件、電話等で和解書の骨子は合意しているので、後は手続きだけです。

 

 

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