ちょっと難しいかもしれませんが、任意後見人のお話をします。任意後見人の制度がどの様な制度かという点にについては、以下の過去記事をご参照下さい。
 
https://ameblo.jp/dachshund1223/entry-12569371096.html?frm=theme7
 
簡単に説明しますね。普通、成年後見人が就任するきっかけは、ご本人の認知機能が衰えた段階です。例えば、ご両親の介護が必要になりご両親の預貯金を引き出したい場合とか、お父さんが亡くなって相続人間で遺産分割協議をしたいが、お母さんが認知症で協議に7参加できないとか、そういった場合、家庭裁判所に(成年)後見開始審判を申し立てる事になります。その場合、ご本人の意思というより親族の意思で事が進む事になります。
 
これに対して、任意後見制度というのはご本人の意思能力が確かなうちに、将来の後見人を決めておくというものです。ご本人の意思に沿った老後の生活設計ができる事になります。
 
私も1件、任意後見契約の当事者になっています。毎月1回は訪問していて、もう1年以上のお付き合いがあります。ケアマネ、訪問診療の主治医、ヘルパーさん等、皆さんから「最近、認知症が進んでいる」というお話を聞きますし、私もお会いしてお話をすると、そう思います。
 
任意後見契約を発効させるためには、家庭裁判所に任意後見監督人専任の申立をする必要があります。理由は以下の通りです。つまり、任意後見契約自体は、ご本人の意思能力が十分な時期に取り交わしたものですが、発行の時点でご本人の意思能力が低下している事が一般的です。その様な状況では、任意後見人が、ご本人の意思能力低下を良い事に、勝手気ままな事をする危険があります。そのため、家庭裁判所が、任意後見監督人をを選任して、任意後見人を見張るという仕組みにする訳です。
 
任意後見人としては、あまり気持ちの良いものではありませんが、必要な制度と思います。ここで、問題が一つあります。この任意後見監督人選任の申立には、ご本人の同意が必要です。ところがこの時点で、通常、ご本人の理解力が低下しているので、難しい事を言っても、なかなか理解できない訳です。
 
昨日、ご自宅を訪問してご本人とお話をしましたが、制度云々と言っても理解してもら事は難しいです。「最近、○○さん、以前に比べて物忘れをするよね。預貯金の払戻し等、大変だから、私が代わりにやってあげるからね。今のままだと、私が銀行に行ってもお金出してもらえないの。だから裁判所に頼んで、そういう風にしてもらうからけど良いかな?」簡単に言うと、こんなお話をして納得して頂きました。
 
もちろん短期記憶に難がありますので、今日になると忘れてしまっていると思うのですが、(^_-)-☆
 

 

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