『インタビューは30分後に始まりますのでそれまでお待ちくださいね』



「はーい」





今日はティーンズ雑誌のインタビューと撮影でとあるスタジオに来ている。

スケジュールが今日しか取れなくて無理やり組み込んだらしく朝が早くてまだ少し眠い(-_-)




インタビュアーさんの挨拶をうけて1着目の衣装に着替えたら、チームAAAの三浦さんが世間話を交えながらヘアメイクをしてくれた




今回は私のソロ特集を組んでくださったから気合をいれないとっ!

眠気を飛ばすためにコンビニで買ったコーヒーを口に含む




ふと時計を見ると午前8時

吉澤くん、もう出勤してるよね……




prrr……prrr……




『現在電話に出られません。

お急ぎの方はメッセージをどうぞ。』




「吉井です。朝だし忙しいよね……

こないだ電話出れなくてごめんね、しばらくスケジュールいっぱいでゆっくり話し出来ないんだ。

夜になっちゃってもいいなら話聞くよ?」





メッセージを残して電話を切るとさとちゃんが呼びに来た。




佐「泉、インタビュアーさんの準備出来たみたいだから移動しようか」




「りょうかーい♡」




インタビューの内容は『大人女子の恋愛観』らしく、今までの恋愛を振り返りつつ質問に答えるというもの。




何を聞かれるのか怖いけど楽しみだな♪






『吉井さん!今日はよろしくお願いします』




「こちらこそ、よろしくお願いします!

お手柔らかにお願いします(笑)」



『あははは!佐藤さんから何でも聞いてくださいってOK出たのでバンバン聞いて行きますよ~

もちろん今の彼の事も(笑)』




「なんかこわいなぁ~(笑)」

















インタビューと1着目の撮影が終わって衣装チェンジへ




2着目は黄色の袖口が可愛い。

光啓のメンバーカラーだからインスタ載せたらまた沸くな、これは(笑)




でもすごく気に入って実は撮影後に買い取ることにした。




三「緩く巻いていくね~」




「お願いしま~す」




ヘアチェンジしてもらいながらコーヒー飲んでリラックスする



さっきのインタビューはホントに内容が濃かった。




『過去の恋愛で、いちばん辛い思いをした恋愛はありますか?』




この質問にずいぶん前の記憶が蘇った。




あの時は精神的に辛くて逃げ出すように別れを選んだんだ……

そんな事すら今となってはいい想い出だけど




prrr…




「光啓……もしもし、どしたの?」




日「や、特に用はないんだけどさ……今大丈夫だった?」




「うん、今衣装チェンジして呼ばれるの待ってるからあんまり長くは話せないけど」




日「いいよ(^^)衣装どんなの?」




「雑誌見てのお楽しみ~(笑)」




日「ケチ~(๑•́ ₃ •̀๑)エー」




「……後で写真送るよ(笑)」




日「やった(*≧∀≦*)」




「で、どうしたの?元気ないみたいだけど……」




日「あ、分かっちゃった?(笑)

いや、今打ち合わせの合間なんだけど、なかなか俺の思いや意図が伝わんなくてさ……

もやもやしてたら泉の声が聞きたくなったから」




「そっか……何の打ち合わせしてるの?」




日「SKY-HIのアルバムだよ」




「そっか♪遅くまで製作してたもんね。今回もすげぇもんになるんやろ?」




日「あははっ!うん、今回もとんでもなくすげぇもんになるよ( •̀ω•́ )✧」




「完成楽しみに待ってるよ」




日「うん、期待してて♪泉のも楽しみに待ってるから」




「うん、発売前に1冊貰えるみたいだからいちばんに見せるね~あ、さとちゃん呼びに来たからもう切るよ」




日「そっか。おつかれ、頑張れよ」




「うん……光啓大好き///…頑張ってね」




日「俺もだよ////……珍しいね」




「言いたくなったから///」




日「……ありがと、元気出た」




「よかった……じゃあ切るね」






光啓と話してると自分にはないと思っていた乙女な部分がどんどん出てくる




そんな甘々な気分を残りのコーヒーを一気に飲んで仕事モードへと切り替えるとスタジオへ。




光啓、大丈夫かな…



今度、いっぱい甘えさせてあげよ…(^^)





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