いよいよ1stage。
ちなみにコースはこんな感じ。笑
見た目はふざけているように見えますが
なかなか的確な地図でレース中はとても参考になりました!
ちなみに1stageの特徴としては
『終始平坦』ということ。
アップダウンや山越え砂丘超えがなく
かなり易しいコース。
サハラマラソンは1年ごとにキツイコース・楽なコースと入れ替わるようですが今年は去年と同様、楽なコースでした。
というか去年と全く同じコースだったそうです。
去年もサハラマラソンに出場された方に
全体のコースについて聞くと
『1stageは易しいコース。山場は2stage・3stage』とのことでした。
なので逆に言えば1stageを楽にゴール出来ないようでは完走がかなり厳しくなるということ。気が引き締まりました。
もうすでに30℃を超えています。
一体どこまで暑くなるのだろうかと不安になります。
スタート地点の雰囲気はそれはそれは
お祭り騒ぎで早くスタートさせろという
熱気がプンプン漂っています。
みんなここに至るまでに相当な努力を
してきているのだから当然ですよね。
そんな周りの空気とは対象的に
僕自身はここに辿り着けた時点でかなりの
達成感がありました。
3年前から想い続け、たくさんの時間とお金を費やし、ようやく夢の舞台に来たわけですから、言ってみればここが甲子園。僕は大阪桐蔭ではなく地方の弱小校なので後はどれだけ長い間、夢の舞台にいられるか。そういった心境でした。
とはいえ、目標は絶対完走!
この日はノートラブルでゴールすること・走らず歩いていくことを心に決め、ついに地獄のレースが幕を開けました!
砂漠といえば砂丘のイメージですが
こういった道もあるんだ〜と少し驚きました。
この日は走らないと決めていたので
その点、気は楽で5分毎に水分補給をしながら周りの景色を堪能していました。
砂漠なので何もないけど、全然飽きない。
圧巻の景色でした!!
レースは順調に進みCP1に。
ここで水をもらえます。
66という数字は僕のビブナンバーで
コース上にペットボトルが捨ててあると捨てた選手を特定しペナルティーを課すという仕組みになっています。
ペナルティーはタイムが加算されるとかだったはずです。
これはCPを通過した時に穴をあけられます。
少しづつ穴が増えていき、ゴールが近づいてきているのを実感出来るので、ステージゴールしたあとこのカードを眺めることが楽しみになっていました笑
CP1では何人かの日本人選手に会いました。
中には暑さにやられ、ボーッとするとおっしゃっていた方もいました。
確かに気温も朝とは比べ物にならないくらい暑くなっています。
何℃あるのかはわかりませんが(知りたくもないですが)こまめに水分を取らないとミイラになってしまいそう。
CP1を出発してからこれでもかというくらいこまめに水分補給をしていました。
暑いことは暑いですがコースはずっと平坦な道が続きます。有り難たや〜。
これでアップダウンや砂丘があったらかなり厳しいレースになっていただろうなと思います。
周りの景色を楽しんでいたので
感覚的にはあっという間にCP2。
ここでまた水を貰い、シューズを脱いで足裏の状態をチェックします。
足裏チェックしてからしばらく裸足のままCPにあるテントでくつろいでいました。
すると、しばらくして如何にも体調が
悪そうな外国人選手が僕のすぐ横に歩いてきて、そのまましゃがみこみ
ものすごい勢いで吐いていました。。。
怖っっ。
暑さで内臓がやられたのだと思います。
いきなりの出来事にただただ驚き
なぜか自分まで気分が悪くなってきました。
やはりとんでもない所に来てしまった。
色々なレースには出場してきましたが、吐いている人を見たのは初めてです。
その場に長居しすぎると進む勇気を失いそうだったので早々にCP2をあとにしました。
ゴールまで残り8kmほどなので
初日のゴールは確信。
あとはタイムを気にしない。
とにかくノートラブルで。
それだけを意識していました。
レース開始から4時間。時刻は12:00。
先程までとは比べ物にならないくらい
暑さを感じ始めました。
ちょっとクラっとくるほど暑い。
今まで味わったことのない暑さに
心が折れかけます。これがサハラ。舐めていたわけではないけれど、ここまで暑くなるとは。
それでもゴールまでは残り僅かだったので
何とかゴール!
タイムは5:30くらい。日本人では7位。
体力的には問題なし・足裏もノートラブル。
しかし、暑さの影響なのか重い荷物を担いでいたことによる肩こりからきているのかはわかりませんが軽い頭痛がありました。
これがあと6日。距離にして210kmも残っているのかと思うと帰りたくなりました。
それでも、もしかすると今日が特別暑い日だったのかもしれないと思い、6年連続出場者の方に聞くと
『今日、涼しかったね〜』
完走出来ないかもしれない。
本気でそう思いました。
続く