7月に入り、蒸し暑さが際立ちます。

このほど、岸純信監訳として、翻訳書を2冊、同時に発売することになりました。書店さんの店頭に並ぶのは7月下旬とのことですが、早くも、各地の大学図書館や公立図書館さんからの引き合いが多いようですので、ご興味おありの方には、ご予約をお勧め致します。

どちらも、オペラ史を分析するには超一級の資料なのですが、日本ではなぜか、その全容が殆ど知られていなかったため、WCARS(一般社団法人国際総合芸術研究会)の編集で発刊することになりました。

実のところ、これらの翻訳許諾をフランスの出版社から得るためには、非常なる労苦が伴いました。翻訳出版のためのローヤルティなどもかなりの額を用意しなければなりませんでしたが、最終的には、今年の春、私がフランス語で手紙を書いてエアメールで送ったことで事態が動きました。

また、翻訳書の表紙デザインや私の筆による前書き、あとがき、注釈なども、逐一、フランス語に訳して現地に電子メールで送り、内容について承認を得るというなかなかの厳しさでした。でも、良い経験にはなりました。

この2冊それぞれの内容については、翻訳書のタイトルをご覧頂ければそのままご理解が得られると思います。出版は八千代出版社さんにお願いしました。今後、AMAZONや楽天でも取り扱って下さいますが、今の時点では八千代出版さんのサイトでご予約頂くのが最も確かと思います。

それでは一冊ずつご紹介します。


岸純信選書 第1巻 
『ワーグナーとロッシーニ 巨星同士の談話録: 1860年3月の会見』

エドモン・ミショット (著), グザヴィエ・ラカヴァルリ (解説), 岸 純信 (監修, 編集)




八千代出版さんのサイトです。近日中にご予約が可能になります。

http://www.yachiyo-net.co.jp/books/item_1074.html


岸純信選書 第2巻
パリと共に70年 作曲家ビュッセル回想録: 《ペレアス》から《優雅なインドの国々》まで

アンリ・ビュッセル (著), 岸 純信 (監修, 編集)



八千代出版さんのサイトです。近日中にご予約が可能になります。

http://www.yachiyo-net.co.jp/books/item_1075.html


ご興味おありの方、ぜひ、ご予約なさってください。どうぞお楽しみに。




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WCARS(一般社団法人国際総合芸術研究会)のブログです。ご参考まで。
https://ameblo.jp/2022wcars/