ディースタンダードの小関です。第84カ条は「自己資本比率は50%以上である」です。現在60%ちょっとで推移しています。年々税引き後利益の積み増しと、コロナ中の借入れ
返済が進むので70%くらいに近づきます。財務の良さは長くかかって作られていくものです。創業間もない会社との大きな違いは財務で語ることができます。どんなに単年が
良い成績でも半分近くは納税で持っていかれます。どうやったって短期間で会社に残せるお金には限界があります。自己資本比率は50%以上で、実質無借金経営でさえあれば
ここでやるべき項目はクリアになります。長期的に利益を出し続ける為に新規事業や現業への工夫は止めることはありません。毎年のコツコツとした努力が積みあがって立派な
財務体質を作っていくことです。帝国データバンクさんに聞くと、リーマンショック後に並ぶ倒産件数が今期のトレンドであり、IT系も実際のところ70社ほど倒産したようです。
これまで通りの受注ができず、売上確保ができなかったといういわゆる不況型倒産が高比率を占めているようです。取引には当然与信も含まれます。営業だけ頑張っていても
ダメです。自前の体力と、自前の技術力をこれまたコツコツと続けて積み上げていく。こういうところがなんだかんだと一番大事です。さぁ、いきましょう!