ガンの食養生 「いずみの会」から学ぶ ←---クリック(こちらのリンクから転載させていただきましたm(_ _ )m

 

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ガンの治療をやめてから
 

 約20年前に約2年間、ゲルソン療法と代替医療を知り、ガンを治そうと思って出来る限りの治療を行いましたが、ゲルソンが言うように、ガンが治ると言う所までは行かなくて、自分の限界を感じ、ガンの治療をやめてしまいました。 
 ガンが治らないと言うことになると、私自身もガンは恐いものと思っていましたから、ガンにはなりたくないので、ガンの治療をやめたのです。ガンにかかわっていると、ガンになる可能性が大きいと考えていたからです。
 「いずみの会」とのつながりが出来たのはガンの治療を止めてからです。会長の中山武さんが、会員の中で食生活に問題がある人に、松井病院へ行って食事の勉強をするよう勧めたのです。

 それは平成2年から始まりました。入院した人は平成2年に1人
平成3年に1人、4年はゼロ、5年は9人でした。段々と増えまして平成13年が26人、平成20年は49人もの人が入院されました。
  私はガンの治療をしていませんから、「いずみの会」の人が来てもガンの治療はなく、会員は食事を2週間くらい食べて帰るのです。

 
花

 私は入院患者が、なぜガンになったかと言うことに興味がありました。食事歴や生活歴を詳しく聞いて、この人はこう言う理由でガンになったのではないかと、その理由を捜すことが仕事でした。 
 食事歴を聞いてみると、やはりガンになるような食べ方をしている人が殆どでした。
 ガンになるような食べ方と言うのは、一言で言うと栄養過多です。食べ過ぎです。特にタンパク質の摂り過ぎや、脂質、糖質のカロリー摂り過ぎ。そして塩分の摂り過ぎもあります。

 
 「いずみの会」の人はどうして長生きするのか
 
 「いずみの会」の会員が来るようになり、何年か経った頃、私が不思議に思ったのは、「いずみの会」の会員が殆ど長生きしていると言うことでした。その理由はずっと理解できませんでした。
  食養内科の日野式食養生は、確かにすばらしい食事法です。これを食べていると、アレルギー、成人病など殆どの病気が良くなっていきました。自律神経失調症やうつ病のような精神が絡んだ病気でも良くなっていくのを数多く観ました。 
 しかし、ガンだけは違っていました。殆どの人が痩せ細って死んでいったのです。さすがの日野厚先生もガンには手も足も出なかったようで、ガンは食事療法では治らないと断言していました。 
 
 

ガンを克服するために食生活を変える

   

 私が20年前にゲルソン療法を行って、ガンが治らないと断言することはできないと思っていましたが、そう簡単に治るものではないという実感はありました。
 ですから、「いずみの会」の会員が長生きをしていることが不思議だったのです。「いずみの会」の会員が食養内科に入院することは、ガンを治しに来るのではありません。食養内科の食養生を学びに来るのです。ガンを治すためには、自分のそれまでの食生活を変える必要があるのです。食事は肉体を作るものですから、ここに問題があるとガンも治りにくいのです。中山さんは食生活に問題がある人を食養内科に入院させ、食生活を勉強させ、それを実行しながら、その人の生き方を変えさせることによって、ガンを克服していこうと考えておられたのだと思います。

 ガンは心の病でもあり、生活習慣病でもあり、発ガン因子による汚染の病気でもあります。体の老化の病気でもあり、いろんな側面を持っていますが、ガンを克服するために自分が出来ることは、自分の生活を変えることだけです。
 ガンは贅沢病でもあるし、ガンは頑張り病でもあるし、心配し過ぎ病でもあるし、ガンはストレス過剰病でもあるので、自分がガンになったのは、どこに原因があるのか、自分がそれを見つけ出すことが、ガン克服につながるのです。
 
「ガンの食事療法」の講演を頼まれた
   
 平成15年にTBSテレビの斉藤道雄ディレクターが、ガンが治っている人がいることを知って取材を始めました。その時、安保徹先生や「いずみの会」を取材し、テレビで報道しました。その取材の内容が本になり平成16年に出版されました。それが「希望のがん治療」です。
 「希望のがん治療」の中に、中山武さんが松井病院に入院して食事療法を行ったことが書いてあります。その本を見た医者が私に講演を依頼してきたのです。その医者は免疫療法を行っている人で、その治療を受けている患者やその家族にガンに対する食事療法の話をしてほしいと言うのです。
 私は確かにガン患者に食事指導を行っていますが、ガンを治している気はありませんでした。しかし現実は、ガン患者に日野式食養生を行って、その結果長生きをしている人がいるのですから、私がガンの食事療法を話すのも適任かと思い引き受けることにしました。
引き受けたものの、何を話せば良いか困りました。日野式食養生を話すと、ガンは食事では治らないと言うことになりますから、こんな話をすることはできません。 
 「いずみの会」の人は日野式食養生を行って長生きしている人が多く出ていましたが、その理由が私には分かりませんでした。  どうして、「いずみの会」の人は長生きするのか。「いずみの会」にはたまたま運のいい人が集まっているのではないか。私の考えはそんなものでした。
 
「ガンになった人の食事療法」があるのか
 

 早速、本屋へ行ってガンが治る食事療法の本を探しましたが、ガンを治す食事療法の本が1冊ありました。それは「がんを治す食事療法レシピ」という本です。内容を見ると、マクロビオティックとゲルソン療法が主で、その外漢方的な食事療法とかいろいろありましたが、それらは全部、私が以前に行ったものでした。 
 結局、ガンが治ると言う、私が納得できる食事療法は無く、今度はインターネットで捜してみました。川竹文夫さんのホームページを見ている時ヒントがわいてきました。川竹さんはガンの自然退縮した人を取材している時、殆どの人が玄米菜食をしているので、玄米菜食って良いのかなあと思いながら、ビールを飲み焼肉を食べていたと言うのです。 
 中山武さんは初めから玄米菜食、玄米菜食と言っていました。私は困ったことだなあと思っていたのです。玄米菜食は日野厚先生が、長年食事療法を研究した結果、してはいけないと言われていた食事療法なのです。
 玄米菜食をして、命を落とした人を多く見てこられたのです。特に子供さんが死んでいったのです。日野先生もお子さんを一人亡くしておられます。

 
玄米菜食がどうしてガンに良いのか
 

 日野先生は玄米菜食は栄養失調の危険な食事であるから行ってはいけないと言っておられました。特にマクロビオティックは長く行っても1ヶ月で、それ以上してはいけないと言っておられました。 
 ですから、私は玄米菜食と言うものは、不健康な食事であり、誰にも勧めたことが無いのです。「いずみの会」の人が来ても玄米菜食を勧めたことは一度もありません。
 それでも、玄米菜食のマクロビオティックを調整した栄養バランスの良い日野式食養生ではガンが治らず、日野式食養生を勉強した人が、玄米菜食を行い長生きをしているのですから、この事実は認めるしかありません。

 

私はついにひらめいたのです。 
ガンには一時的に玄米菜食が必要なんだと。 
玄米菜食という危険な食事が必要なんだと気がついたのです。 
ガン患者には一時的に栄養失調の食事を食べさせる必要があるのだとひらめいたのです。

 
私がガンの食事療法の講演を頼まれ、何を話して良いか分からなくて困った情況の中で、ついに一つの理論が生まれたのです。
正しい、正しくないかは別として、私には納得できる理論でした。 ガンの体質改善は急がなければならないのです。他の慢性病とは違うのです。アレルギーや高血圧、糖尿病は死ぬような病気ではありませんが、ガンは体質改善を急がないと命が無くなってしまいます。
  と言うことで、ガンだけは、日野先生が作った理想的な健康標準食を捨てて、危険な玄米菜食をしなければならないと言う結論になったのです。
   
 
食生活を変えて早急に体質改善を行う
 
 ガンになった人は大体、栄養の片寄った食生活を続けていますから、その片寄った体質を変える方法が玄米菜食なのです。玄米菜食と言う栄養失調食を一定期間行い、体質が改善されたら、又日野厚が提唱する健康食にもどすのです。
 玄米菜食をする期間は人によってまちまちです。経過を見ないと判断はできません。 
 ガンの食事療法を続けるうちに分かったことは、大枠で言うと玄米菜食で良いのですが、必ずしもみんなが玄米菜食でなくても良いと言うことです。ガンになった人はご馳走を継続的に食べた人が多いので、そういう人は玄米菜食が良いのですが、それ程ご馳走を食べなかった人もいます。そういう人は自分が食べ過ぎていた食品を、一定期間食べないようにして、自分がそれまで食べていなかったような、体に必要な食品を積極的に食べるようにすれば、早く体質改善をすることが出来ますから、そういう人は玄米菜食をしなくても良いのです。 
 食養内科に入院して、食事を食べてみると、ガンになるまでの食生活で、何が多くて何が少なかったかを理解することができます。それを理解して自宅に帰って、自分の食生活を改めれば、栄養の片寄った体質は段々と改善されて行きますから、結果的に「いずみの会」の人が食養内科入院した意味があったように思います。
 
「ガンの食事療法」講演は2部にして、中山式変法を話した
 
 それでガンの食事療法の講演のことになりますが、ガンになってからの食事療法は日野式食養生の一部を変えて中山式変法を作りました。それで講演の内容は2部構成にし、1部はガンにならないための食生活の注意で、文献を集めて話しました。2部はガンになった人の食事療法で中山式変法を話しました。
 講演で用いた中山式変法のスライドを紹介します。
 
がんの食事療法 日野式食養生―中山式変法 その1
   
1、 主食は玄米食が基本。
玄米、三分搗米、五分搗米、七分搗米、胚芽米
あわ、きび、ひえ、おし麦、はと麦
 

 

2、 副食は野菜中心で作る。
緑黄色野菜、淡色野菜、根菜、葉菜
芋類、豆類
きのこ類、海藻類
 

 

がんの食事療法 日野式食養生―中山式変法 その2
 

 

3、 塩分摂取が過多にならないように
   
4、 動物性食品を摂り過ぎない
  獣鳥肉類、牛乳、乳製品、卵類
   
5、 食品添加物、農薬の少ない物を選ぶ
   
6、 砂糖は要注意
   
7、 油料理は多くならないように
   
8、 アルコール飲料、清涼飲料水、缶詰類、インスタント食品類を控える
   
9、 よく噛んで、腹八分に感謝していただく

 
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