一つ前の記事で書いたドラマ
「私の夫と結婚して」と並行して見始めた
こちらのドラマも見終わりました。
ネトフリオリジナルドラマ「殺人者のパラドックス」です。
これ、英語や日本語のタイトルだと
分からないのですが、韓国語タイトルだと
「살인자 ㅇ 난감」となっていて
真ん中のㅇが文字として成立していません。
このタイトルをどう読むのか、
その読み方によってタイトルが持つ意味も
変わってくるので韓国ではそこのところが
まず一番にひっかかってくるのです。
このドラマ原作はウェブトゥーンで
原作者の方は読み方は読む人によって
違って構わないと仰っているそうですが、
ご本人はㅇをイウン(子音の名前)と
読んでいらっしゃるそうなので、
ドラマのタイトルの公式な呼び方も
「殺人者イウン困惑」となっています。
が、ㅇはアルファベットのOとも読めるし
数字の0にも読めるし…
イウンを使った文字である
의だったら「~の」という意味だし
와だったら「~と」という意味にもなり
更にㅇをその前にある살인자の자に
くっつけると장という文字になり、
後ろの난감と続けて読むと장난감になる
…と色々考えられるのです。
장난감はオモチャという意味の単語なので
「殺人オモチャ」とも読めるわけだし、
장난감は登場人物の名前でもあります。
その登場人物がこの方…
ソン・ソックさん~^^♡
このドラマを見たのもソックさんを
見たかったから。
ソックさん演じるナンガムは刑事。
刑事のカンが鋭く、何かにピンときたら
チームワークなど気にせず行動する
アウトロータイプでソックさんならではの
気だるさや色気がたっぷり。
時にはカッと熱くなったり
中身は温かい人だったりするキャラが
ソックさんに似合ってました。
そんなナンガムに目を付けられるのが
兵役を終えたのに大学に復学せず
コンビニでバイトしながらカナダへの
ワーキングホリデーを目論むイ・タン(チェ・ウシクさん)。
状況に流されながら生きてきたタンが
ある日偶発的に人を殺してしまい、
人生が狂い始める…というお話。
その後も殺人を繰り返すタンに
興味を示し近付いてくるのが
ソン・チョン(イ・ヒジュンさん)。
特殊メイクで60代のおじいさんを
演じているのですがこのキャラが
かなり不気味で怖かったです><;
いやぁ~ヒジュンさんすごいっ!
イ・タンもソン・チョンも簡単に言うと
連続殺人犯なので次々人が殺される
ダークなお話なのですが、
監督がポップな作品にしたいという
演出意図をお持ちだったそうで
シーンの切り替わり方や切り取り方とか
音楽の使い方などにその意図が感じられて
気持ちの良いお話ではないはずなのに
不思議と重苦しくない…けど
やっぱり不気味なお話に仕上がってました。
見ながら何とも言えない居心地の悪さ
みたいなものを感じる時があり
チェ・ウシクさんが出ているのもあって
「パラサイト」を思い出したり…
次々人が殺されるので登場人物も
多いのですが、中でも
「今日もあなたに太陽を」で印象的だった
ノ・ジェウォンさんが出てきて嬉しかったです^^
主演3人が「殺人者のパラドックス」を
見なければいけない10の理由を
紹介してる動画をどうぞ…
素の3人は不気味さ皆無でホッとする~^^