ドラマの衝撃にすっかり上塗りされて

記憶が薄まってしまってるのですが、

日曜日のお昼はミュージカルを

観劇しておりました。

 

劇団Tip Tapさんの「HiGH FIDeLITY」。

作品のことはほとんど知らなかったんですが

出演者のラインナップを見て

歌を聞きたいな…って方が多かったので。

 

(終演後は舞台撮影OKとのことで退場しながら撮影)

 

会場は新宿村Live。

以前「グーテンバーグ」を見に一度

行っていたので会場規模は知ってましたが

チケット発券したら前から2列目@@

実際座ってみると舞台まですごい近い~><

2時間10分休憩なしの公演ということで

その間この距離感で集中力が維持できるか

ちょっと心配しちゃいました><;

…が、結果的に集中力が切れる暇のない

内容、音楽、楽しさでした^^

 

キャストはこちら

これ、座席に置いてあったリーフレット。

お話の舞台になるのがレコードショップなので

レコードジャケット風な表紙になってて

開くと中にレコード入ってるという仕掛け。

舞台もシンプルな造りながら

たくさんのレコードジャケットが飾られてます。

 

主人公は上口耕平さん演じるロブ。

上口さん今年はテレビで見た

同じTipTapさんの「Play a life」と

「Back Beat」と今年3回め…

前回生で拝見した「Back Beat」が

若かりしビートルズを描いた作品だったので

ロックを演奏して歌う作品でしたが、

今回の作品もロックコメディということで

ロックな曲を次々歌っていらっしゃいました。

2時間以上ほとんど出ずっぱりなのに

歌ってるだけでなく踊ったり(特にステップがすごい)

パンいちになったり雨に打たれたりと

かなり大変そうでした><;

 

で、このロブが同棲していた弁護士の彼女

ローラに振られてしまうところからスタート。

今回の失恋なんて大したこと無いと

過去の失恋Best5を引っ張り出してきて

強がってみせるのだけど

実のところは未練タラタラ…(・・;)

ストーカーまがいだったり

新恋人に嫉妬したり、かと思うと

有名女性歌手と寝てみたり…

そもそもローラとの別れの原因も

ロブの浮気とそれを棚にあげた発言が理由。

振られて当然のクズ男なのです><

なのに何故か憎めないロブ。

上口さんのなんか母性本能くすぐる系の

お顔や細マッチョな体型や少年のような

表情になかなか別れられなかった

ローラの心情も理解できてしまう…(・・;)

クズ男に終盤にはしっかり泣かされ><

私の周りの席の方々もかなりの高確率で

泣いていらしたので、演じていらっしゃる方は

やりがいあるだろうな~と思いました。

 

ロブについて語り過ぎたけど…

ローラも魅力的でした。

演じてらした谷口あかりさん、

今年「太平洋序曲」でお目にかかっていた

のですが、その時はメインの役が少年だったので

そのお姿が印象に残ってましたが

今回は精神的に子供なロブの言動も

包み込んできた大人な女性キャラ。

見た目は清楚な雰囲気でもあるけど、

ロック歌わせたらめちゃカッコ良くて痺れました^^b

 

そして、キャラ的に魅力的すぎたのが

中井智彦さん演じるイアンと

鎌田誠樹さん演じるKYMAO

(この世で最も哀れな男)^^;

このお二人にはかなり笑わせてもらいました。

特に鎌田さん…たまらんかった~><♡

私、鎌田さんを知った舞台が

レミゼより前に「キャッチミーイフユーキャン」

だったんですが、その時も面白い役で…

もちろんレミゼの神父様も素敵ですが

ずっと小さい規模の舞台で笑わせる役の

鎌田さんは凄く魅力的だと思いました。

 

あと、「ミス・サイゴン」ではトゥイを演じてた

神田恭平さんは凄く可愛くて

愛さずにいられないキャラでした♡

あの神田さんもう一度見たい!って思うくらい。

 

今回の舞台を見に行くきっかけになった

キャストでもあったのが

何度かステージを拝見したことがある

アンサンブル・コノハの中村萌子さんと

尾川志穂さん。

萌子さんは過去にロブを振った元カノの一人

だったんですが、オチのあるキャラで

これまた笑わせてもらいました^^

いつもはどちらかと言うと柔らかい曲調の

歌をきかせてもらっていたけど

ロックもバッチリでした^^b

 

他の出演者の皆さんも歌うまな方ばかり。

そんな方々がノリノリで歌う曲では

一緒に手拍子したり曲終わりで歓声出したり

一体感も楽しめました。

上に写真載せた通り舞台は大きくないんですが

そこにバンドメンバーも出演者も全員が

常にいる状態。出番ではない出演者も

舞台上の端や後ろで椅子に座って

コーラス入れたり時にはアドリブに笑ったり

していたのも面白かったです。

 

オリジナル作品を上演することが多い

劇団TipTapさんが埋もれたブロードウェイ

作品を紹介するシリーズだというこの作品。

ブロードウェイでは10日間ほどしか

上演されなかった作品なのだそうで、

見ながらその理由なども考えてもらったら…

と最初の口上でおっしゃっていたんですが、

音楽もいいし、お話の流れも悪くないし

…やっぱりロブのクズ男っぷりが

最大の原因なんじゃないかと…^^;

ミュージカルの3大ダメ男と言われる

男性キャラがいるけど

(マリウス、クリス、ラウル)

そんな3人をぶっちぎる勢いのクズなので

共感が得られなくても仕方無いかな…

という気がします^^;

韓国でオムさんが演じてる「ウェルテル」も

共感は出来ないけど作品は良いように

これもそんな作品でした。

 

って、記事めちゃ長くなった~><

上演期間終わっちゃったよ…><;