日曜日の夜、楽しみにしていたミュージカルを見てきました^^
韓国ドラマ「ヴィンチェンツォ」のミュージカル版！
原作ドラマも大好きでどハマりしましたが
その作品が日本でミュージカル化され
しかも出演者に推しの西川大貴さんや
（ポスターと一緒にトゥイ姿の宮尾さん♡）
他にも好きな俳優さんがご出演されるということで
チケットのお知らせがあってすぐに予約！
おかげでかとってもとっても良い席で
見ることが出来ました。
先週末、兵庫での公演があってからの
東京公演の会場は日本青年館ホール。
私は外苑前駅より国立競技場駅からの方が
家からのアクセスが便利だったので
国立競技場の周りをぐるっと回って
色々なフォトスポットでお写真撮りながら会場へ…
道を挟んだ向かい側は神宮球場で
週末のナイトゲーム開始に向けて
スワローズのユニフォームを着た方々が
たくさん球場に向かって歩いていました。
ミュージカルは17：30開演、
野球は多分18：00プレイボールだろうから、
野球が終わって会場周辺が混みあう前に
帰れると良いな…なんて思っていたんですが、
休憩込みで３時間半の上演時間とあって
終わって外出たら野球が先に終わってました＞＜；
それもそのはず、ただでさえ１話が長く
各話７０分以上あるドラマの全２０話分を
１作品にまとめてるのですから…^^；
私が原作を見てから少し時間が経っていたし
前に見た時は字幕無しで見ていたので、
今回ミュージカルを見るにあたってもう一度
ネトフリで全部見直しましたがやはり結構長くて
これほんとにまとまるのかな？って思っちゃいました。
（以下、感想が長くなります^^；
ネタバレありですし、ドラマを見てる前提なので
ドラマも舞台も見ていないと
分からない部分もあるかと思います<(_ _)>）
盛りだくさんな内容のドラマなので
全てのエピソードを盛り込むことは
当然不可能な訳ですが、舞台設定や
登場人物の設定（特にクムガプラザの人達）
主要エピソードの設定や報復方法等は
ドラマに忠実に再現されていました。
ドラマ「ヴィンチェンツォ」で特徴的だった
ノワールとコメディのバランスも
舞台でもしっかり引き継がれていて、
重たくなりそうなところで絶妙に
誰かが面白いことやったり言ったり
アドリブ差し込まれて思わず出演者も
笑っちゃってたり…笑わせてもらいました。
その笑いの一端を担っていたのが
私の最大のお目当てだった西川大貴さん。
西川さん演じるアン君はドラマでも
美味しい役どころですが、ミュージカルでも
何度も美味しいシーンがあって
演じてるご本人も楽しそうだったのが
見ていて嬉しく楽しかったです。
基本おもしろキャラなんだけど、
急にカッコ良くなったり、
めちゃくちゃ難しそうな歌うたったり
という面も見れました。
もう一人、面白いパートを担っていたのが
やはり私が気になっていた伊藤裕一さん。
配信で見た韓国小説原作の「アーモンド」で
おばあちゃん役をやられていた方…
伊藤さんは発表済みのキャストでは
法律事務所の事務長役なのですが、
もう一役イタリアンシェフのトトもやっていらして
どちらも凄く似合っていらっしゃる～♡
そして、どちらの役の時も素でツッコんだり
会場盛り上げたりと面白い！
気になる俳優さんランクがだいぶ上がりました^^
キャスト発表でこれは間違いない！と思ったのが
鈴木壮麻さん演じるホン・ユチョン弁護士。
見るからに人権弁護士に似合ってますが、
さすがの説得力でした。
特にヴィンチェンツォとお母さんの話を
しているシーンではあるセリフ一つで
涙が流れそうになってしまい、
壮麻さんのお芝居の力を見せつけられました。
キャスト発表で期待していたもう一人は
ハンソ役の竹内將人さん。
元々大好きだったハンソのキャラを
「レミゼ」のマリウスや「GREY」で良かった
竹内さんが演じるのが楽しみでした。
虚勢を張ってるけど中身はバカだったり
兄に従いながらも鬱屈していたり
ヴィンチェンツォの可愛い弟分になったり
色々難しい役どころですが
しっかり竹内ハンソになっていました。
特に歌った時の感情の乗り方が素晴らしくて
グサっと刺さってくるようでした。
歌が刺さると言えば…
ヴィンチェンツォの母ギョンジャを演じた
白木原しのぶさんの歌も刺さりました～＞＜
お写真だけで見た時はあまりドラマのギョンジャと
似てないと思っていたけど、
演じられてるのを見たらギョンジャそのもので
いつの間にか顔もドラマのギョンジャに
見えてきたのが不思議でした^^；
他の方々もキャスティング写真だけでも
ドラマのキャラとのシンクロ率が高くて
それだけでかなり満足でしたが、
実際に見ても本当にシンクロ率が高くて
序盤で一旦舞台上にクムガプラザのメンバーが
揃った時、その時点で勝ち確でした^^v
この舞台写真見るだけで誰が誰だか
めちゃくちゃ分かりますよね～。
特に感動レベルだったのはピアノ教室の先生ミリ。
ほぼ本物でした^^
肝心な主演陣について全く書いてませんが…^^；
ヴィンチェンツォの和田雅成さんも
チャヨンの富田鈴花さんも、
ジュヌの上田堪大さんも初めましてで
思い入れが無い分後回しになっちゃいました＞＜；
和田さんはドラマ版のソン・ジュンギさんに
似てるって訳では無いんだけど
バッチリかっこいいヴィンチェンツォでした。
特にアクションのキレとスーツ姿が素敵♡
色白なところはソン・ジュンギっぽいし、
クールな表情のまま時々他の出演者をいじるのが
面白かったです^^
富田さんは日向坂メンバーということで
何より驚いたのは客層＞＜；
まぁ～男性客の多いこと＠＠
ミュージカルの客席であんなに男性が多かったのは
初めてだったんじゃないでしょうか…
富田さんは初ミュージカルだそうですが、
そうは見えないくらい堂々としていました。
チャヨンのキャラがそうだから…というのも
あるけど、特有のオーバーアクションや
強気な台詞も吹っ切れた演技でこなし、
アドリブにもしっかり対応していてお見事でした。
改めてドラマを見てここがしっかりしてないと
作品が成立しないな…と思ったのが
ジュヌ＝ハンソクのキャラ。
上田さんは若干サイコ味が足りない気もしたけど
（韓国ドラマばかり見てるとサイコ慣れしてる）
１幕のかわいい後輩キャラと
２幕のサイコキャラがまず見た目からして
全く違って良かったです。
あ、それから憎まれ役ミョンヒの佐藤仁美さん。
この方もキャスティングの時点でバッチリ大丈夫だろう
と思っていましたが、ほんと似合ってました^^
報復シーンの前振りとして序盤に
もう少し踊っておいてくれたら良かったのにな…
他の方々ももちろん良かったんですが、
アンサンブル（ダンサー）メンバーの方々の
活躍ぶりも目立ちました。
クムガメンバーもアンサンブルワークしてる時も
あってとにかく忙しそう＞＜；
ただでさえ公演時間が長いのに
休む暇なく動いていらっしゃる感じなので
本当に大変そうでした。
出演者のことだけで随分たくさん書きましたが、
もう少し…公演についても…
今回の舞台はミュージカルなので
歌があるわけで、どこを歌にするのかな？
と思っていました。
お芝居で感情が溢れて歌へ…的な流れが
ミュージカルではありがちですが、
今回もそういうシーンもあるけれど、
なるほど…と思ったのは時間がかかる所を
歌に乗せて多重的に描いているのが
特徴的で面白かったです。
例えば、クムガプラザの人達の紹介を
一つの曲に乗せてしまうことで
時間をかけて説明しなくても描写できたり、
同じ曲を善人側と悪人側が交互や同時に
歌うことでドラマだったらシーンを分けて
描かれるところを一度に描けたり…
こういう手法を使うことで長いドラマを
一つの作品にまとめているのでした。
ただ…舞台上で色んなことが同時に
進んでいるシーンが多かったので
どこを見て良いか分からなくなることも多くて
目が足りませんでした＞＜；
もう一つ特徴的だったのは客席降りの多さ。
ほとんど出演者全員が1回以上は
客席に降りてお芝居したり
お客さんと絡んだりしていたと思います。
先ほども書きましたが、今回の私の座席が
サイドブロックだけど2列目通路席
というかなりの良席でして…
客席降りの階段も目の前。
階段にヴィンチェンツォの和田さんや
ジュヌの上田さんが腰かけて
お芝居するところを目の前で見られて
お二人のカッコ良さを堪能しました♡
特にギョンジャの裁判を傍聴するシーンの
和田さんの没入っぷりが良かったな～♡
…と原作ドラマファンとしても
ミュージカルファンとしても
かなり満足度は高かった作品でしたが、
残念なのは…
上演期間の短さとセット。
兵庫、東京、大阪と３か所で上演されますが、
それぞれの上演期間が短く回数も少ない＞＜；
だからなのかセットも本当に必要最低限で
でもビルであることとか、地下室とか
高さのある空間を表現しないといけないから
まあまあな高さの階段とかを
手動でキャスト達が動かしていて
大変そうだったし、見ていてちょっと怖かったです。
そんな訳で何かちょっとトライアウト公演的な
感じを受けたりもしました。
東京公演は終わってしまいましたが、
今週末に最後の大阪公演が控えています。
最終日は配信もあり。
（配信は東京公演分もアーカイブで見られます）
STREAMING｜ミュージカル「ヴィンチェンツォ」公式サイト (vincenzo-musical.jp)
生で見られなかった部分もう一度配信で
確認しようか検討中…
ドラマ好きだったけど舞台を見に行くほどでは
…という方には配信オススメです。
長くなってしまった～＞＜；；